イカルチドリ@冬の恩田川

恩田川ではイカルチドリはよく見られます。夏場はコチドリが目立ちますが、冬場はちょくちょく河原を歩き回っているので見つけることが出来ます。ここはちょうど岩川と合流する辺りです。
イカルチドリは、冬場はおでこと首輪のようになっている黒い部分が淡くなるとのことですが、個体差もあるようです。

また雄の方がその黒い部分が少し濃く見えるとのことで、こちらの個体は雄なのかもしれません。
イカルチドリに似ているコチドリですが、冬場は九州などの暖かいところに移動しているようで、冬場に恩田川の河原で見られるとなると、ほぼイカルチドリとのことです。
動画もちょっと撮ってみました。
イカルチドリ動画
イカルチドリの仲間はその特徴的な歩き方から「千鳥足」の由来になっています。
しかし実際には千鳥足どころかスタスタと首が全く動かず歩くことが出来、これが酔っ払ってよろめいているようには見えません。実は千鳥足の由来は擬傷している時の歩き方が元になっているようです。
追記:こ動画の通り、進んでは止まってを繰り返し、止まって別の方向に歩き出す様が酔っ払いに似ているとのこと。
疑傷行動は営巣中など、外敵が自分(親鳥)に注意を払うよう、怪我をしているように見せかけるという高等テクニックなのですが、一度も実際にはみたことがありません。
頑張って観察したいと思います
追記:コメントの通り、疑傷は親鳥が必死に卵や雛を守る行動、頑張って観察するようなことでは有りませんね。
イカルチドリやシロチドリは、生殖羽になるのが早いです。カイツブリやウミネコも同様です。夏羽冬羽という表現がいけないのですね。
千鳥足の語源は偽傷ではありません。チドリの仲間が食べ物を探すときに、左斜め前へ進み、止まる、右斜め前へ進み、止まる、といった感じで、行き先が定まらない様に見えるところが酔っぱらいに似てるというだけです。偽傷は、脚よりも翼をバタバタして、あたかも飛べも歩けもしないように見せる動作です。
素人は卵や雛を踏み殺しますので、偽傷に出会ってしまったら、自分の足跡を踏みながら、とっとと来た道を引き返しましょう。
コメントありがとうございます。訂正いたしました。偽傷行動は親鳥が必死で雛や卵を守る行動ですからね。気をつけます!