カワセミ@釣り王=KingFisher
野鳥のアイドル、カワセミさんです。恩田川のちょい上流、田奈近辺にて撮らえました。曇っていたので、羽の色の玉虫具合が鈍いです。カワセミさんの魅力は前エントリーでも語っておりますが、これまたネーミングについて。
英語でカワセミは「Kingfisher」といいます。日本人のネーミングセンスもかなりのものですが、英国人も負けてはいませんね。「釣り王」ですよ。イイじゃないですか。
この体型が「釣り王」という異名を轟かせるわけです。宙空から水面に突っ込みやすいよう、見事な流線型です。あとは必要以上にデカイ嘴。魚をゲットするために磨き上げられたフォルムです。
日本人のネーミングセンスも負けていませんよ。「翡翠=カワセミ」なんと、ヒスイと書いて、カワセミと読ませる。しかも「ショウビン(カワセミの仲間)」とも読ませる。かなり強引です。ヒスイはご存知の通り緑色の宝石です。碧色(これがカワセミを現す色として一番しっくりくると思っています)の羽は陽の当たり具合によって様々に変化します。
「カワセミ」という名の由来はその飛行中のルックから来ていると思われます。確かに小さいので蝉が飛んでいるかに見えます。羽ばたきも早く、翼もあまりよく見えません。ホバリングもします(セミはホバリングしませんが)。ただ、実際には、カワセミはかなり直線的に飛びます。セミも確かに昆虫の割に直線的に飛びますね。なんかヘタクソに飛びますよね。カワセミさんは上手く飛びますが…。また飛行中の背中は青色LEDのように輝きます。なので暗くても、そこだけ光っているかのごとく、飛んでいるカワセミを見つけるのは容易です。しかも「チィーッ」っと叫んで飛ぶのでさらに分かりやすいです。
そして、何を思ったのか、川を背にしてフェンスに留まりました。普段は、水面に近い止まり木(草)に多く留まるのですが、この時は目の前のフェンスに留まりました。もう少し寄れたかな〜っと思いましたが飛び去ってしまうリスクを考えてこの距離感です。ちなみにカワセミの見る先にはムクドリさんが集団でギャワギャワ言っておりました。
もしかしてたら、ムクドリさんに気を取られていたのかも知れませんね。何をこやつらは騒いでおるのかと?