セグロカモメ@横浜市緑区

大きな鳥が飛んできた、と思ったらセグロカモメでした。しかし、留まった場所は錆びたトタンでございました。この時期、ほぼ毎年遡上してやってきます。

大きいので、カラスたちも手出しできません。
改めて、基本情報など。
セグロカモメ
- 背黒鷗(Herring Gull)
- チドリ目カモメ科
- 全長約55〜67cm
- 雌雄同色。冬鳥としてほぼ全国に渡来。嘴が黄色く、先端下部に赤い斑点があり、脚はピンク色です。魚が主(英名のHerringとはニシンのこと)だが、雑食性もありほぼ何でも食べるとのこと。
眼瞼は赤なのです

近くてデカイのでアップで撮れます。羽繕いで嘴に羽が付いちゃってます。目も特徴的なのが分かります。まるでまつ毛があるように見えるつぶらなお目目ですが、赤っぽい(写真ではオレンジ色のように見える部分)ところが眼瞼(がんけんと読み人間で言うまぶたに相当する部位)で、虹彩ではありません。虹彩は黄色です。虹彩が見えている時は目つきが悪く見えますね。

夏羽は頭は真っ白ですが、冬は褐色班が出ます。「セグロ」と名前にありますが、見ての通り黒ではなくグレーです。このグレーが濃いとオオセグロカモメだそうで、みどりの鳥地区で見られるのは、やはりこのセグロカモメです。

なぜ遡上してくるのでしょう?
しかし、海や河口にはたくさん群れているセグロカモメがポツンと1羽で遡上してくるのはなぜでしょう?鮭が遡上してくる河川では、それを追ってセグロカモメやオオセグロカモメなどが遡上することがあるそうですが、これは理にかなっています。
が、恩田川では鮭が遡上して来ると言った情報は聞かないのですが、セグロカモメのDNAがこの時期に疼いてひとまず川を遡上してみよう、と言う気にさせているのでしょうか?
そして毎年来ている個体は同じ?なのでしょうか?
セグロカモメ、奥が深いです。