ミコアイサ@新横浜公園

冬の野鳥の聖地となりつつある新横浜公園です。今季もミコアイサがやってきています。この時期ですと、完全パンダ化（繁殖羽）していて愛らしくも優雅な姿を見せてくれています。

ミコアイサ

• ミコアイサ（漢字・神子秋沙、巫女秋沙　英名・Smew　愛称・パンダガモ）
• カモ目カモ科ミコアイサ属
• 全長：42cm　翼開長：約55〜70cm　体重：約800g
• 冬鳥として九州以北に渡来・北海道では一部が繁殖
• 雄は他のカモ類、アイサ類にも似ないで、白黒特徴的な羽色。全体的に白いが、目の周りから嘴にかけて、後頭部、胸部、羽などの一部が黒い。腰から下部は灰色っぽくなる。雌は頭部がチョコレート色、喉から首にかけてが白く、全体は灰色。嘴は雌雄ともに黒っぽい灰色。

たくさん撮ってしまったのでスライドギャラリーでどうぞ。パンダっぷりをお楽しみください。この時は活発に動き回っていました。

ミコアイサ雄2羽

この時は雌は葦の中にでも居たのか、雄2羽仲良く漁をしていました。ミコアイサの採餌は、動物メインの雑食で、魚、カエル、甲殻類などを潜って食べるとのこと。

アイサ系の中では小さい方です。泳ぎ、潜りは得意で、この時も2羽でシンクロナイズドスイミングを彷彿とさせる潜りっぷりでした。手前の個体の冠羽がペタッとなっています。

しかし、こんなに2羽近くで潜っていると餌の奪い合いにならないのでしょうか？それとも2羽で追い込む作戦でしょうか？ミコアイサの「ミコ」の名の由来は、この雄の白い羽が巫女の白装束に似ていることからです。

ちなみに、アイサ（秋沙）は、「秋が去る頃に来る鴨」という由来が有力。

並んでおります。美しいです。

日本にいる間は枯れた草をバックに大体こういうショットになるかと思いますが、雪景色や氷の張った湖などにこのミコアイサが居れば、さぞ景色にとけ込んで美しかろう、などと勝手に想像します。

ミコアイサ5羽

さて、この画像は別の日に同じく新横浜公園にて撮影したものです。雄2羽、雌3羽が確認できます。ちょっと遠いですが、雌の1羽は幼鳥かもしれません。

しかし、冬の新横浜公園は様々な野鳥がやってきて、バーダーの方々を賑わせています。鶴見川の多目的遊水池として完成から22年が経過して、自然環境として多様な生物がやってくるようになってきたと思っています（そんなに昔から観察していませんが）。

この辺りは、昔は一面、泥田んぼだったそうです。