コガモ@ディスプレイ
図鑑のようなショットが撮れました。この時期は雄も綺麗な繁殖羽になり、カップルも誕生しているようです。場所は谷本川(鶴見川)です。
群れで婚活真っ最中だったようです。ディスプレイ(求愛)行動が見られました。
改めましてコガモの基本情報を。
コガモ
- コガモ 漢字:小鴨 英名:Teal
- カモ目カモ科マガモ属
- 冬鳥として全国の河川、湖沼、池に飛来
- 体長:34〜38cm 翼開長:58〜64cm
- その名の通り小さいカモ。日本で最も小さいカモでほぼどこにでも見られる。冬鳥だが早いと9月くらいから現れ、4月くらいまで居る。9月のやってきた段階だと雄はエクリプスのため雌に似ている。繁殖羽の雄は、目の周りが緑、頬と頭はモヒカン状に赤褐色、下尾筒の両脇がキレイなクリーム色と結構カラフル。また羽は灰色に見えるが複雑なラインが模様を作っている。雌は地味で全体的に褐色で羽先が白い。雌雄ともに翼鏡は緑色。英名の「Teal」は緑と青の中間色という意味があり、おそらくこの翼鏡の色からと思われる。
群れでわちゃわちゃしています。そして「ピィー」や「ピョー」と言った声を出してます。追いかけるようなことをしたり雌を囲んだりと見ていると面白いです。
求愛行動(ディスプレイ)の映像も撮れました
あんまり画質はよくないのと手ブレですが参考までに。
雄が首を伸ばして、縮める「こっくん」というような動きが見て取れると思います。
撮れた!と思ったらこの始末。このポーズが面白いのでアップ。コガモはカップルになって北に渡って子育てをします。
めげずに派手な雄の繁殖羽をどうぞ。顔はマスクのようですが、赤緑のツートンではなく白い縁があるのが分かります。また下尾筒のクリーム色が美味しそうなほどキレイです。この羽で求愛行動をして雌をゲットして北へ帰るという訳です。
顔の緑色も構造色で光の当たり方によって青にも見えます。肩羽の縁が白いため、横に白いラインとなって見えます。飛ぶとこの白いラインと翼鏡のグリーンがまた美しいです。
別の日に撮影したコガモおまけ
このアングルで撮りたかったので、河原に降りました。野鳥目線で写真を撮ると違いますね。