バン@谷本川
額板が深紅の夏羽になりつつあるバンが谷本川に居ました。谷本川とは俗称で正確には鶴見川です。みどりの鳥では恩田川と合流する地点より上流を谷本川、それより下流を鶴見川と呼んでいます。
その他の川や池でも見かけますが、繁殖期は池の葦原などで営巣が確認されています。また冬にも見られるので、みどりの鳥地区的には留鳥でしょうか。
改めましてバンの基本情報など。
バン
- バン 漢字:鷭 英名:Common moorhen
- ツル目クイナ科バン属
- 全長:32cm 翼開長:52cm
- 本州北部では夏鳥・それより南では留鳥か冬鳥 河川・池・湖沼・湿地など
- なんと言っても大きな特徴は深紅の「額板」と呼ばれる嘴と一体化した部分。頭部からお腹、体の下部は黒で脇には白いラインがある。羽は褐色がかかる。雌雄同色とされ、嘴の先と脚が黄色い。クイナ科全般に見られる特長だが、脚が長く大きい。
バンの名前の由来は水田などで大きな声で鳴くのを見て、「水田の番人」の「番」から来ているとのことですが、水田で見かけたのは1度しかありません。昔は水田で多く見られたのでしょうか?
ズンズンと歩いています。この脚は歩くのも、潜るのも、泳ぐことも出来るがゆえにこの大きさなのですが、飛ぶには邪魔そうです。水面を羽ばたきながら走ったりするという必殺技も披露します。
この日は長閑に1羽でいました。
オオバンも散見されました。