コチドリ@恩田川の河原

コチドリがやってきました。恩田川の河原は護岸壁の整備後、形状や中洲も随分と変わりました。今は結構大きな中洲と河原が形成されています。ただ、石の堆積の高さはそれほどでもないので増水したら冠水しますね…。

コチドリ河原に2羽
ちょっと距離が離れていましたが2羽いました。コチドリは雌雄の判断難しいので、つがいかどうかは分からず。一番上の写真は雌っぽいのですが、2番目の写真は別個体です。

改めてコチドリの基本情報など。
コチドリ
- コチドリ 漢字:小千鳥 英名:Little Ringed Plover
- チドリ目チドリ科チドリ属
- 北九州より北東では夏鳥 本州より南部では一部が越冬 みどりの鳥地区ではほぼ夏鳥。
- 全長:16cm 翼開長:35cm
- 早いと3月には河原、河川、埋立地、水田近隣にやってくる。目の周りの黄色いアイリングが目立つトレードマーク。おでこから黒いラインがあり、嘴の下は白、その下にマフラーのように黒があって、オシャレな印象をうける。雌雄の差はほぼないが、顔周りの黒い部分にやや褐色がかかると言う。嘴は黒だが、基部に黄色味がある個体もいる。脚は黄色。体は揺れずにトコトコと歩いては止まり、方向を変えトコトコと歩き出し採餌する動作は特徴的。

クリックすると拡大しますが、黄色いアイリングの構造が分かります。
抱卵?かと思ったら…
見ているとちょっとした河原のくぼみに座り出しました!動画でどうぞ。
ファインダーから見ている時は分かりませんでしたが、卵がまさか!下にあるの?と思いましたが、それらしく物体は確認できず。この行動は単なる休憩なのか、近くにいたもう1羽へのディスプレイなのか分からず。もしかして、偽の巣かのように見せる技?

しばらくこのままじっとしてました。コチドリは擬傷行動をすることでも知られていますが、まさかのニセ抱卵行動?

その後は普通に動き出しました。コチドリの行動は面白いですね。継続して観察したいと思います。
オマケ
下の植物は近くに咲いていた「上溝桜(ウワミズザクラ)」と言うものです。桜と言う名前がついていますが、桜とは花の形はほど遠く、実も面白いカタチになります。

谷本川のコチドリ

先週は谷本川の近くでも「ピョピョピョピョ」と飛び回って追いかけっこをしていました。こちらの個体は目の横の黒い部分が茶褐色ですね。冬羽から夏羽に換羽中という説もあります。
はじめまして。
野鳥撮影歴4ヶ月の初心者です。
コチドリは4月4日、早淵川(青葉区と都筑区の境目あたり)で初目撃しました。その後14日にはその近くの田んぼでも見ました。そのときは最初にいた個体の近くに別の個体が降りようとしたら、激しく追い払って、「なわばり意識が強いんだな~」と思いました。2羽で一緒にいて追い払わないのなら番いなんでしょうね。
昨日(4/16)は、緑区北八朔の田んぼにも1羽いました。緑の地区のあちこちに来ているんですね。
昨日といえば、緑区小山町の田んぼにタカブシギの番いがいました。初見で撮影中は種が分からず、帰宅して調べました。こちらのサイトもチェックしましたが、紹介されておらず、ひょっとして緑の地区ではレアなのでしょうか(笑)
情報提供ありがとうございます!ちなみにコチドリのいた河原は週末の大雨で.冠水してしまいました。もし、営巣していたら??と思うと残念です。