チョウゲンボウ雄@小山町2020
遠くからキーキーと言う聞き慣れない声が聞こえました。枝先を見ると猛禽が…。チョウゲンボウでした。これはPCで見て気付きましたが、奥にも何か留まっていますね。
チョウゲンボウの雄でした。田んぼのちょっと小高い木の枝先です。すぐにカラス達が追い払いにやってきそうですが、タイミングが良かったのか、しばしここに留まりました。チョウゲンボウの基本情報を。
チョウゲンボウ
- チョウゲンボウ 漢字:長元坊 英名:Common Kestrel
- ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属
- ほぼ全国で留鳥、または冬鳥
- 全長:雄33cm 雌39cm 翼開長:60〜78cm 体重:雄150g 雌190g
- 雄は、頭部と尾羽上面が青灰色。羽は茶褐色。雌は全体的に茶褐色。雌雄ともに目の下から頬にかけて涙のよう(一般的にはヒゲ状と説明される)に縦に伸びる黒斑。羽には黒褐色の斑。名前の由来は飛んでいる姿がトンボに似ていることから、トンボの古い呼び名である「ゲンザンボー」に鳥をくっつけて「鳥ゲンザンボー」となり縮まった説。その他にも旅の僧侶の「長元坊」が死んだ翌年田んぼが豊作に見舞われ、田んぼを見守る鳥(実際には狩をするためのホバリングしている様)を見て、「長元坊」の生まれ変わりでは?となり「チョウゲンボウ」と呼ばれるようになった、などなどいろいろな説がある。前述の通り空中の1点に留まるホバリングが得意。
アイキャッチが入りましたが、虹彩は暗色で目の周りには黄色い眼瞼輪があり、脚、嘴基部も黄色です。朝日なので全体的に写真が黄色よりです。チョウゲンボウはみどりの鳥地区では通年見られます。
時々、ハクセキレイやムクドリが周りに集まり、威嚇(そんなに大それた行動ではない)していましたが全く動じず。5分以上ここに居ました。そしてたまに「キーキー」鳴くと言うのを繰り返していました。
ちょっと回り込みました。背中の模様がよく分かるショットです。図鑑の説明を見るとネズミ、モグラなどを狙うとなっています。が、ネズミを見ることはほとんどないのですが、モグラ塚はよく見ます。また、ネズミも「ハタネズミ」と紹介されていたりしますが、日本固有のネズミらしく、ネズミよりチョウゲンボウの方が目立っている現代なのか、私の観察不足なのかは分かりませんが、ネズミは夜行性なのでそもそも見られないのかも知れません。
ちょっとネズミ気になりました。
かっこいい背中をもう一度どうぞ。