モズつがい@横浜市青葉区
モズの雄が枝先に留まったので、しばし観察していました。そうしたら…
雌がやってきて下に留まりました。この時期を考えると、つがいである可能性が高いでしょう。
改めてモズの基本情報など。
モズ
- モズ 漢字:百舌、百舌鳥、鵙、伯労 英名:Bull-headed shrike
- スズメ目モズ科モズ属
- 全長:20cm
- 留鳥または漂鳥としてほぼ全国
- 雄は過眼線が黒で、胸は橙色。背中から上尾筒は灰色。翼には白斑がある。雌は過眼線の黒はなく、茶褐色。胸からお腹にかけて細い鱗状に見える模様がある。秋の縄張りを知らせる高鳴きは有名。その他にも特徴がいくつも有る。漢字の由来になっている「百の舌を持つ鳥」というほど様々な鳴き声を出す。小さな猛禽と呼ばれ、嘴の先端が鍵状になっていいて脚の爪も小鳥のわりに鋭い。動物食が中心で、昆虫などを食べていることが多いが、小鳥を襲うこともある。よく先端に留まって、長い尾羽をくるくる回す。早贄(はやにえ)という、昆虫などを枝などの突起物に串刺しにして貯食するという行動もとる。
モズつがい
さらに雌雄が近づきました。モズの子育ては、雌が抱卵、雄は給餌と役割分担されているそうです。雌にとってはせっせと餌を運んできてくれる働き者の雄を選ぶのは重要なポイントです。
この後雄が飛び去ると、雌もついていくように追って飛び去りました。雄が餌をたくさん運んできてくれるかどうかは、良い餌場を縄張りとして持っているか?というのもポイントです。
雄の給餌能力
そして、ある研究では、モズの小鳥のような声を出す行為が、雄の強さ(つまり給餌能力の高さ)を示す指標になるらしいとのことです。下の動画は去年、いつかアップしようと思っていたのですが、雌の横で「小鳥の歌」を披露するかのようなアクションを雄が取っています。
まさにラブコールのような感じです。雌はこれで「この雄は餌をたくさん取ってきてくれるかな?」と判断するというのです。
別の個体・雄の採餌
こちらは同日、違う場所で撮ったモズの雄です。まずはこちらをちょっと見て…。
そのあとは、下の畑を顔を斜めにして凝視。そしてパッと飛び出したと思ったら!
4〜5m先の大きな虫を捕らえて戻ってきました。やはりその目の良さは圧巻です。虫に詳しい人ならこの虫が分かるかもしれませんがなにぶんブレ写真…。モズもカワセミのように、獲物を同じ場所に戻って食べるという習性が有ります。これは必ずではないですが、結構良くやります。
ただ、そこで食べずにこの雄は飛び去りました。もしかしたら雌に与えるために飛び去ったのでしょうか?
参考サイト