キビタキ雄@真下から
ずーっとキビタキの鳴き声を追って探していたのですが、なんと真上にいました。首が痛くなりましたが、こういうアングルもまあ、アリかなと思ってアップです。
場所は三保市民の森です。センダイムシクイの声も聞こえていましたが、撮ることが出来ませんでした。残念。
今まで一番近距離だったのですが、下からばっかりです。その鮮やかな「黄色さ」がよく分かるというコトでお許しください。撮影してて首が痛くなりました。
改めてキビタキの基本情報など
キビタキ
- キビタキ 漢字:黄鶲 英名:Narcissus flycatcher
- スズメ目ヒタキ科キビタキ属
- 全長:13〜14cm
- 夏鳥としてほぼ全国(一部留鳥)
- 雄は鮮やかなオレンジイエローが目を奪い、囀りはキレイな声で多くのバリエーションを持つ。眉斑、背中から腰が黄色。喉から腹部にかけてはオレンジ色からイエロー、白となる。身体の上面は黒で、雨覆の一部が白く白斑となって見える。雌は全体的に地味なオリーブ褐色で、喉からお腹にかけて鱗模様がある。他のヒタキ類に見られるが、雄の第一回冬羽は雌のような状態で、ほぼ雌雄の区別がつかない。雌雄ともに嘴は黒、脚は灰褐色。
新緑の5月、やはりみどりの鳥の市民の森にはこのキビタキ有りきです。目立つ色なので大きく見えなくもないですが、実際にはスズメより小さいです。
こんな小さくてキレイな鳥が東南アジアからやってくるというから驚きです。
真下からの囀り声を動画でどうぞ
手持ちですが前上なので、逆に頑張れたと思います。キビタキは「オーシツク」と言ったセミの声や、「ケロロ」と言ったカエルのような声も時々出す、とのことですが聞いたことが有りません。
ちょっと移動してくれたのですが、相変わらず真上。自分が動けばいいのでは?と思われるでしょうが、なにぶん、枝や木が多く、すぐに離れられるほどの足場が言いわけでもなく、これがベストアングルになってしまうのです。
英名の「Narcissus flycatcher」の「ナルシサス」は、水仙のことです。キビタキが囀る同じ時期にキレイな黄色い花を咲かせます。どちらが先に命名されたか分かりませんが、ナルシサスはギリシャ神話に出てくる美少年の名前でもあります。