アマサギ2羽@横浜市緑区
夏羽のアマサギが水を張り出した田んぼに2羽居た、との情報をご提供いただきました。気がついたら2019年のエントリーがありませんでしたね。実はそんなに見られないアマサギをご紹介させていただきます。
トラクターをバックに。田園都市、横浜の良い風景です。2羽はつがいでしょうか?雌雄同色なので確実ではありませんが。
アマサギ
- アマサギ 漢字:黄毛鷺・猩々鷺・飴鷺 英名:Cattle Egret
- ペリカン目サギ科アマサギ属
- 夏鳥・九州以南では越冬する例も
- 全長:51cm 翼開長:88〜96cm
- 冬羽は全身白い状態になる。白いサギ類(シラサギ)としては実は最小。夏羽の美しい赤黄金色(飴色)が名の由来。背中にも橙黄色の飾り羽が現れ、嘴もオレンジ色。繁殖期では脚も赤みを帯びる。冬羽は白で、冠羽を少し逆立てていることがある。頭部に黄色味をおびる個体もある。雌雄同色。
鳴き声は「ガッ」「クワッ」と言った感じの、サギ類共通の容姿の美しさに反比例して、あまり美しくない声です。天は二物を与えず、でしょうか?(もしかして首の長さが関係している?)
田んぼは餌が豊富
カエルをゲット!しています。この水を張り出した後のカエルの大合唱を考えるとたくさん居るんでしょうね。ただオタマジャクシは減っているようです(つまりカエルも減っている?)。
猩々鷺(ショウジョウサギ)という別名
コサギより小さいというのは並ばないと実感できないのですが、夏羽だとなんとなくアマサギも大きく見えますね。
アマサギは漢字で「猩々鷺(ショウジョウサギ)」という別名がありますが、この「猩猩」とは、古典書物に記された架空の動物のことだそうです。
猩猩に関して調べてみると、
真っ赤な能装束で飾った猩々が、酒に浮かれながら舞い謡い、能の印象から転じて大酒家や赤色のものを指すこともある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%A9%E7%8C%A9
アマサギのこの美しい色を「赤色」と捉えて、「猩猩」の色のようだという例えから来た別名のようです。この色が昔の人の創造性を駆り立てたのでしょう。それくらい美しい鳥です。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。
元のエントリー↓