カルガモ雛2020まとめ
この時期になるといろいろなところで見る人の目を楽しませてくれるカルガモ親子です。まだまとめるのは早い!と言われそうですが、梅雨入り前の区切りまとめエントリーとして紹介いたします。
恩田川やや上流
こちらは、恩田川でも長津田よりのファミリーです。ちょっと大きくなった雛が4羽ですが、ちょこまかいろいろな物に興味を示すので、まだまだ危険がいっぱいです。
常に目を光らせるお母さんカモ。カルガモは5年から10年くらいの寿命と推測されていますが、野鳥の寿命を調べるのは結構至難の技です。興味はありますが、難しいと思うので、調べてもなかなか分からず。
カルガモの雛には特徴的な白斑があります。最終的には翼鏡に当たる部分ではないかと思います。
こちらは雛4羽
こちらは同日撮影ですが、別ファミリーでもう少し小さい雛です。カルガモの雛は生まれてすぐに動き回り、自分で餌をとることが出来ます。ただ、飛べないので引越しをします。
雛を連れたカルガモが水田にいたりします。水田の近くで産まれたのでしょうか?河原から上がってきたと思われますが、川の護岸は3〜4mの高さがあります。飛べない雛は登れません。
答えがありました。スロープがありますね。中山近辺で見たカルガモファミリーを十日市場付近でも目撃したことを考えるとファミリーの移動距離は意外と広いなと思いました。河川沿いに1〜2kmは移動している様です。
こちらは雛8羽
また別のファミリーです。雛も小さく8羽を引き連れておりました。ここから野生の厳しさで減っていく可能性が高いのですが、カルガモは繁殖期間中2〜3回子育てをします。恩田川では特別にカルガモが増えている様には見えないことから、バランスは保たれているのかもしれません(あくまでも感覚値です)。
カルガモの雛は目立ちます。ゆえ人々の目にも触れ、テレビなどにも取り上げられ、愛嬌を振りまいているのですが、ツバメと同様、もしかしたら人の目に守ってもらえる様なことを覚えているのでは?と感じました。
広い川のど真ん中で採餌しているところを見ると、むしろ親鳥は「見守ってね」と言ってるくらいに感じます。
こちらは雛1羽
しかし、自然界では弱い者は捕食されます。こちらの雛は小さいですが、1羽をなんとか守った様です。
田んぼにも採餌に現れます。田んぼがやはり彼らの生息に大きな影響を与えているのは間違いないと思います。
ちょっと大きめの幼鳥
「ヒナ」は巣立つまで、とある程度定義されていますが、カルガモの場合は巣は孵化するまでしか使わないので、雛はガンガン巣立ちます。しかし、雛なので、幼鳥の定義が難しいと思います。個人的にはこれくらい大きくなるとカルガモの幼鳥と言えるのではないかな?と思います。
捕食されにくいサイズになると幼鳥かな?と。しかし、上の写真を見る限り「飛べる様な羽」にはまだなっていないと思います。そう考えるとサイズ感的に「若者」と言えそうですが、思ったより弱い存在です。
田んぼの畦(あぜ)で休むカルガモ。カルガモの雌雄はほぼ同色と言われていますが、下記エントリーで詳しく雌雄の見分けを解説しています。
もえぎ野公園
最後はもえぎ野公園です。こちらは撮影時期はGWです。昨年もほぼ同時期にマガモとの交雑が確認されましたが、今年も純正カルガモとは言えなそうな感じです。近くにはマルガモが居ました。
こちらがマガモ+アヒル+カルガモという見方が強い個体です。この個体がファミリーの一員かどうかは不明ですが、もえぎ野公園がお気に入りのことは間違いないでしょう。
もえぎ野公園は近くで見られるので、みんなに可愛がられています。
この時はたくさんいましたね。長いエントリーになってしまいました。今年もみどりの鳥地区ではたくさんの雛が育っているのは間違いない様です。