ハシボソガラス@カブトムシを食べる
ハシボソガラスにカブトムシ(雄)が、ムシャムシャ食べられてしまったのでご紹介します。と言ってもはっきり撮れなかったのですが…。寺家ふるさと村での出来事です。
右の足に押さえつけられている甲虫っぽい感じのものが写っているのがお分かりでしょうか?これがカブトムシなのです。
事の始まりは、カブトムシがぷーん、と木の枝から飛び出しました。かなり木の上の方ですが、そこそこ大きいので目立つのと双眼鏡でも見て、カブトムシであることを確認しました。
どこかに留まるのかな?と思って見ていたのですが、カブトムシは何故だか落ち着かず、ずーっと飛んでいます。するとそれを見つけたハシボソガラスが茂みより飛び出しました。
一度アタックを受けたのですが、木の枝が多くハシボソガラスが引きます。ただ、カブトムシはこのままどこかに止まったらきっと食べられてしまう!と思ったのかずっと飛び続けます。
カブトムシを食べています
残酷ですが、バラされているカブトムシが一番写っているのがこのショット。
ぷーん(この「ぷーん」がカブトムシの飛んでいる姿を表現するのに、本当にしっくり来るのです)と飛び続けるカブトムシ(ぶっちゃけトロい)に対して、圧倒的な飛行能力のハシボソガラスが再度襲いかかります。
あえなく、飛行中を捕らえられこの枝に運び込まれ、丁寧に料理されて食べられてしまいました。
カブトムシなどは硬くて美味しくなさそうですが、ムシャムシャ食べていました。意外と美味なのでしょうか?
飛んでいるところをハシボソガラスに見つかってしまったカブトムシの悲劇でした。
完食されたようで、この後飛び去りました。
ハシボソガラス
- ハシボソガラス 漢字:嘴細烏 英名:Carrion Crow
- スズメ目カラス科カラス属
- 全長:50cm
- 留鳥(九州以北ほぼどこにでも平地から低山地、市街地など)
特徴
全身は青紫を帯びる光沢のある黒で、雌雄同色。ガーガーとしゃがれたような声でお辞儀をするように頭を振って鳴く。雑食性でほぼなんでも食べる。上嘴の付け根から嘴毛がある。非常に頭が良いことで知られ、硬い実(クルミなど)を落として割ったり、車に轢かせて割る、と言った頭脳プレイや、「遊んでいる」と思しき行動を多々する。幼鳥の口内は赤く、羽の一部に褐色部分が目立つ。しばし、電柱の上など目立つ場所で営巣している。
似ているハシブトガラスより嘴のRが鋭く、上嘴の付け根からおでこにかけてがスマート(額の段差がない)で、一回り小さい。
個人的にはみどりの鳥地区ではこのハシボソガラスが多く見られる気がします…。ハシブトガラスを観察しなくては。