ジョウビタキ雄@横浜市港北区
歌っているようですが、「ヒンッ」の瞬間です。口の中は普通に肉色ですね。ジョウビタキ、今シーズン初見となりました。場所は鶴見川やや下流の河原です。
まだ、葉っぱは青々としているので、なんとなく冬鳥感が薄く、ジョウビタキに合ってない気がするのは私だけでしょうか?葉っぱが大きく感じますが、ジョウビタキはスズメより小さいです。
改めまして基本情報など。
ジョウビタキ
- 名称:ジョウビタキ 漢字:尉鶲、常鶲 英名:Daurian redstart
- 分類:スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属
- 冬鳥:田畑、森林、民家の庭先、公園、河原など。※北海道で繁殖例あり
- 全長:14cm
主な特徴
雄は頭頂部から後頭部まで銀色(白灰色)。羽は黒褐色で、風切羽の一部が白斑となって目立つ。胸から体の下面は鮮やかな橙色。上尾筒と尾羽の外側も橙色。雌は全体的に茶褐色で胸から体下面は灰褐色だが、上尾筒と尾羽の外側は橙色。雌雄ともに嘴と脚は黒。
縄張りを主張して、枝先や電柱のてっぺんなどで「ヒンッ、ヒンッ」「カッ、カッ」と鳴く。尾羽を小刻みに震わせたり、お辞儀をするような仕草は愛嬌があり、冬の小鳥の中でも人気者。ジョビコ、ジョビオと言った愛称で呼ばれることもしばしば。
正面に近い顔つきは渋いです。その銀髪もまた渋いですが。
ジョウビタキのさえずりは、複雑で流れるような美声とのこと。
日本でそのさえずりを聞くことは出来ませんが、繁殖地であるロシアのハバロフスク市(めっちゃ遠い)では、夜明けからさえずりはじめ、2〜3時間はその声を聴けるとのこと。
ジョウビタキの分類である「ヒタキ」は、「カッ、カッ」の声が、火打ち石を叩く音に似ているとのことから命名されたのは比較的有名な話です。火叩き→火焚きからですね。
そして、他の種類についている、コサメビタキや、ルリビタキといった「ビタキ」は、このジョウビタキが元祖とのことです。昔の人はまず、このオレンジの目立つジョウビタキから、他の仲間を名付けていったのでしょうか?
冬鳥シーズン到来です。