タシギ@横浜市港北区
何か寝ている。あの羽の模様、タシギでしょう。タシギは冬にみどりの鳥地区(横浜市北部)では局地的に見られます。
枯れた葦の被ってるなと思ってこちらが移動しましたが、ちょっと難しいなと。そしてお休みのようなので、一旦離れて動き出したらもう一度見てみようということで。
タシギ基本情報
- タシギ 漢字:田鴫 英名:Common snipe
- チドリ目シギ科タシギ属
- 全長:27cm 翼開長:47cm
- 旅鳥・冬鳥としてほぼ全国の水田・湖沼・河川など
主な特徴
全身は黄褐色から赤褐色、黒褐色が複雑に混じる模様。クリーム色の眉斑と黒の過眼線。羽縁が白く1本のラインに見える。雨覆、肩羽が笹の葉のように垂れ下がる。尾羽を広げるとオレンジ色の帯が目立つ。体下面は白っぽい。嘴がジシギ類の中ではもっとも長い。「ジェッ」と鳴く。
ちょっと他を見てきて戻ってきたら、移動していました。が、違う場所でまたお休みしてました。さっきよりはマシな場所なので、再度撮影。羽の模様はよく見えますが、嘴は見えず。
しかし長い嘴がよく羽の中に収まるなと。タシギはWikipediaによると、以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けているとのこと。
危急種(VU)兵庫県/準絶滅危惧(NT)滋賀県、大阪府、奈良県/その他(注目種)神奈川県
神奈川県だと「注目種」になっているとのことですが、注目種って何?と思いましたが、「注目しておきなさい」ということであればタシギさんをここに載せる意義は深まる気がします。
タシギはスナイパー?
朝陽を浴びた羽の模様が美しいです。
タシギは狩猟鳥に指定されています。英名の「snipe」は、狙撃手のスナイパーのスナイプなのですが、私は長い銃口を構える姿勢がタシギの嘴の長い姿に似ているからかな?と思ったのですが、逆でした。
タシギの名前から「タシギ猟」から転じて、狙撃手をスナイパーと呼ばれるようになったとのこと。つまり「タシギを狙う人」という意味がスナイパーの語源だったのです。
タシギは美味しい?
そして、なぜこの鳥が狩猟鳥の指定から外れないのかというと、美味らしいのです。
フランスのジビエ料理では最高級食材とのこと…。複雑ですな…。
オオバンが近寄ってきましたが、微動だにせず。そして、オオバン大きく見えますねー。オオバンは36cmくらいで、タシギは25cmですが、嘴が長いのでタシギはその分体は小さめ。こう見ると分かりますね。