カワウ繁殖羽@恩田川
カワウの白髪は繁殖羽(婚姻色)
頭が白く、そして腰の辺り(脚の付け根ちょい上)に白斑が出ています。これはカワウの繁殖羽です。1月末ですが、関東では冬場からこの状態がよく見られるそうです。
カワウは普段は基本黒です。羽に褐色味が出ますし、暗緑色というか暗藍色っぽく見えるというか、カラスっぽい独特な色合いですよね。虹彩はエメラルドグリーンで美しい。ウミウとの見分けは、口角の黄色い部分が広く、ウミウが狭く尖る場合が多いとのこと。
羽繕い。カワウは羽干しが有名ですが、潜りやすいように羽の撥水性が低く、羽がびちゃびちゃになるからです。意外と大きい野鳥なので、羽が重いと飛ぶのも一苦労といった感じでしょうか?
ロッカーな感じの頭になっています。
カワウの足は全蹼足
この写真ではカワウの足が見えますが、これを全蹼足(ぜんぼくそく)と呼ばれ、全ての趾(指)の間に蹼(水かき)があります。でも、カワウは木の枝にもよく留まっていますが、これは第1趾が後ろを向いており、枝を掴むことも出来る構造です。カモ類などには出来ないのです。
カワウ基本情報
- カワウ(漢字:河鵜・川鵜 英名:Great Cormorant)
- カツオドリ目ウ科ウ属
- 全長:80〜100cm 翼開長:130-160cm 体重:1.8〜2.8kg
- 留鳥または漂鳥
- 全国の河川、海岸、湖沼、池など
おまけのツグミ2羽
その日に下流で見かけたツグミです。近くに2羽いました。