キジ雄@横浜市都筑区

横浜の都筑区(ほぼ青葉区より)にてキジの雄を見事に撮影された方より情報をいただきました。紹介させていただきます。
母衣打ち(ほろうち)
母衣打ちを聞き、少し探して撮影に至りました。この一羽を撮影していた際に別の場所から母衣打ちが聞こえましたから、二羽以上いるのは間違いがないかと。
撮影者より

目撃情報から「母衣打ち(ほろうち=羽をばたつかせて音を出すアクションで縄張り宣言とされる)」をしてたようです。この時期ならではですね。当然雌もいるのでしょう。また、周りに紫花菜(むらさきはなな)も彩り、キジもステージに立っているかのような見事な写真です。
顔の赤い「肉垂」からパープル、グリーン、肩羽の模様も美しい。国鳥にふさわしいです。

キジは地面にいることが多くあまり飛んでいるイメージがありません。地上でこれだけ目立つとなると敵からも狙われやすいはずです。しかし、キジの羽は短く瞬発力があるらしく、素早く飛び立てるとのこと。実は機能美でもあるのですね。また、YouTubeなどで見ると脚も発達していてけっこう俊足です。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。
情報提供者のサイト
https://birdmemorandum.tumblr.com/
キジ基本情報
- キジ 漢字:雉、雉子 英名:Common Pheasant(Green Pheasant, Japanese Pheasant)
- キジ目キジ科キジ属
- 留鳥として本州から九州までの平地、山地から河川敷など
- 全長:雄81cm 雌58cm
主な特徴
日本固有種であり国鳥。雄は繁殖期に「ケケ、ケケ」「ケー!ケーン!」としゃがれ声で鳴き、両翼を広げて胴体に打ちつけて羽音を立てる「母衣打ち(ほろうち)」をする。顔に赤い「肉垂」があり、ハートを横向きにしたような形で繁殖期は大きくなる。虹彩は黄色。頭部から首、胸から下腹部にかけて、紫や緑の光沢のある綺麗な色。後頭部に短い冠羽がある。羽は青灰色で、肩羽に特徴のあるウロコ型の模様がある。尾羽は長く、淡いピンク色で黒い線が入る。脚に「蹴爪」がある。雌は全体的に黄褐色で複雑だか美しい模様。雄ほどではないが尾は長い。