モズ@求愛行動(ディスプレイ)【動画あり】
モズがこういう先っぽに止まることは珍しくありません。まずは雌が留まっていたら雄が颯爽とやってきました!そして求愛行動(ディスプレイ)を始めました!
モズ求愛行動〜メスの前で唄う
前にも一度だけ見たことがあります。秋のなわばり主張の「キィーキィー」や「ギチギチギチギチ」と言った鳴き方と打って変わって小鳥の声モード。尾を振りながら、首も左右に見上げながら振っている姿は愛の歌を披露するオンステージ状態。
言わずもがな、黙って聞いているのが雌ですが、この雌の落ち着きっぷりがなんとも言えません。途中ちょっと移動しますが、雄も追随して目の前に移動。雌もだんだん、見つめている感じになってきています。
動画の最後に雌が飛び去りますが、これまたすかさず雄が追います。
20mほど移動して撮ったのが下の動画。
短いですがモズ雄引き続きアピール
モズは色々な声を出しますが、この小鳥のような声はラブソングなのですね。雌に選ばれるため、雄も必死。無事ご成婚するのでしょうか?
別の日に撮影したモズ幼鳥
以下は2021年4月24日に撮影した別の場所(とはいえ恩田川周辺)で撮影したモズの幼鳥です。
羽も短いですが、嘴、顔立ちなど幼鳥の特徴が分かります。巣立って間もないのでは?
ああ、給餌に来ました!焦ってカメラを構え直してこの有様。幼鳥の羽をパタパタさせる仕草がなんとも可愛いのですが、その瞬間はこんなです。残念。
幼鳥別個体
近くにもう1羽幼鳥がいました。行動もなんとも覚束なくて見ていると心配になってしまいます。この近くで営巣していたのでしょう。親鳥はせっせと餌をとってきます。
モズの子育ては雌雄共同で行います。秋には一人前になって雌雄も別れ、それぞれなわばりを持つので、それまでこのモズファミリーの営みを見届けたいものです。
モズ基本情報
- モズ 漢字:百舌、百舌鳥、鵙、伯労 英名:Bull-headed shrike
- スズメ目モズ科モズ属
- 全長:20cm
- 留鳥または漂鳥としてほぼ全国
主な特徴
漢字の由来になっている「百の舌を持つ鳥」というほど様々な鳴き声を出す。小さな猛禽と呼ばれ、嘴の先端が鉤状になっていて脚の爪も大きさのわりに鋭い。動物食が中心で、昆虫などを食べてることが多いが、小鳥を襲うこともあると言う。よく枝や人工物の先端に留まって、長い尾羽をくるくる回している。早贄(はやにえ)という、昆虫などを枝などの突起物に串刺しにして貯食するという行動もとる。