キビタキ雄雌?@後ろ姿〜三保市民の森【動画あり】
まずはこちらです。相変わらず暗い森でこのように突然飛び出てきた小鳥を上手く撮れない自分の限界を感じるショットですが、キビタキ雌ではないか?と!
キビタキ雌?
苦し紛れに拡大です。背中の色、動きなどから判断です。場所からしてオオルリ雌や、コサメビタキ雌という可能性はかなり少なく「キビタキ雌」ということで三保市民の森です。
キビタキ雄
GWから梅雨に入るまではキビタキ、オオルリが狙い目ですが、みどりの鳥地区でも市民の森各所においてキビタキの鳴き声が聞こえてきます。鳴き声を頼りに見上げたら真上に…。
明るくしてかろうじてトレードマークの黄色が見えました。最近ガビチョウが、このキビタキの声をモノマネしていることが多くよく騙されます。
なんとかこの状態まで撮れる位置に来てくれました。しかしながら後ろ向きです。このアングルも良いかと思い掲載です。雄は囀る時に腰の黄色い部分を目立たせるとのこと。その様子が動画でも撮れたのでどうぞ!
キビタキ囀り腰の黄色強調【動画】でどうぞ
相変わらず最初は手持ちで頑張ってましたが、途中から木に寄りかかってちょっとは見やすくなりますので我慢ください。
確かに腰の黄色い部分の羽をちょっと膨らましているかに見えますよね。雌へのアピールではないかと言われています。
しばしここに留まって羽繕いする姿も見られました。キビタキはスズメより小さい小鳥です。目立つ色ですが葉の生い茂った暗い森で見つけるのは結構大変です。
この後飛び去ってしまい、正面は撮れませんでしたが、顔はちょっと見られたということで。
キビタキ基本情報
- 漢字:黄鶲 英名:Narcissus flycatcher
- スズメ目ヒタキ科キビタキ属
- 全長:13〜14cm
- 夏鳥としてほぼ全国(一部留鳥)
主な特徴
雄は鮮やかなオレンジイエローが目を奪い、囀りはキレイな声で多くのバリエーションを持つ。眉斑、背中から腰が黄色。喉から腹部にかけてはオレンジ色からイエロー、白となる。身体の上面は黒で、雨覆の一部が白く白斑となって見える。雌は全体的に地味なオリーブ褐色で、喉からお腹にかけて鱗模様がある。他のヒタキ類に見られるが、雄の第一回冬羽は雌のような状態で、ほぼ雌雄の区別がつかない。雌雄ともに嘴は黒、脚は灰褐色。
英名の「ナルシサス」はギリシャ神話に出てくる美青年。鏡の自分に恋をして水仙になってしまうという有名な話だが、キビタキの雄の美しさと自分の鳴き声に惚れ込んでいるかのような動作から名付けられたのでは?