マルガモ・カルガモ親子@恩田川2021
恒例になりましたが、カルガモまとめエントリーですが、分かりやすいマルガモが居たので、それを交えてカルガモ親子の微笑ましい様子もお届けします。
マルガモ(カルガモとマガモの交雑種)
上(奥)はマガモの雌と思われます。そして真ん中と下(手前)は、カルガモのように見えて嘴が黄色です。また喉から胸にかけてカルガモは模様はあまりないのですが、こちらは喉からすぐに模様があります。横の羽も少しマガモの要素が混じっています。下の方にカルガモが出てくるので見比べればすぐに分かります。
こちらはマガモの雌
こちらはマガモ雌でしょう。カルガモの要素がないか怪しいところを探してしまいますが、おそらくマガモ雌…。
そして、ここからは恩田川のカルガモ親子を今シーズン過去写真よりご紹介します。
カルガモ親子【動画で可愛らしい姿をどうぞ】
冒頭の雛を2羽連れた親は、川の段差をサクッと上がりますが、雛たちはなかなか上がれず。でも、きちんと連れて上がります。雛たちも「斜め上がり」で加速して段差を乗り越える姿はなんともカワイイです。動画は複数撮影日の素材をまとめたので、10分近くありますが、後半ハクセキレイ若鳥やコチドリの歩き、カルガモ親子が接近してきて、ちょっと逃げるイソシギも映っています。
こちらの親子は雛は少し小さめですが、既に2羽。カルガモの嘴は黒で先が黄色です。雛もそうですね。また、カルガモは雌が子育てしますが、雌は少し淡い感じになるとのこと。
カルガモ別ファミリー
こちらは別のファミリー。親が居なくて、雛たちは集まって「ピーピー」鳴いて不安がっていました。程なく下流より親が飛んできて合流。
安心すると雛たちは採餌を始めました。
恩田川やや下流のカルガモ別ファミリー
こちらはまた別日に撮影した別ファミリー。上で紹介したファミリーよりも雛は小さいようです。
これから迫る難関をくぐり抜けて成鳥になっていただきたいものです。
カルガモ基本情報
- 名前:カルガモ 漢字:軽鴨 英名:Eastern spot-billed duck
- カモ目カモ科マガモ属
- 全長:61cm
- 留鳥(北海道では主に夏鳥)
主な特徴
雌雄ほぼ同色だが若干相違点がある。黒い過眼線。嘴の付け根から伸びる黒い線。それの周囲と眉半、頬は淡い褐色。体上面は褐色で、羽縁が白っぽい。胸から体下面は細かい斑がある。嘴は黒で先端が黄色(オレンジ)で脚はオレンジ。翼鏡は青。雌が子育てをし、雛は生まれてすぐに歩き回り自分で餌を採ることができる。雛を連れてお引越ししたり、10羽近い雛が親鳥について行く姿はニュースにもなるほど。
これもマルガモ?
下の2枚の写真は外部の情報提供者の方からいただいた写真です。
一見カルガモですが、首の周りが白いですよね。これはカルガモにない特徴で、マガモの雄にあります。はっきり分かりませんが、一部白化現象でしょうか?
マガモ
- 名前:マガモ 漢字:真鴨 英名:Mallard
- カモ目カモ科マガモ属
- 全長:59cm
- 冬鳥(北海道では留鳥)
主な特徴
雄の頭部は光沢のあるグリーンで嘴は黄色。首に白い輪っかがある。体全体は白灰色で、胸は葡萄色。尾羽に2本カールがある。雌は全体的に地味で茶褐色。目立たないが過眼線がある。羽縁は白く複雑な模様で、嘴は黒に橙色が所々ある。雌雄ともに翼鏡は青で、脚はオレンジ色。雄はエクリプス状態だと雌に近いが嘴の色で判別できる。