イソヒヨドリ雌@横浜市港北区

イソヒヨドリ雌がいました。先日NHKの「ダーウィンが来た」でも特集されていましたが、イソヒヨドリはみどりの鳥地区でも珍しくなくなりつつあります。

こんな感じでてっぺんに留まることが多いので、街中でもビルの屋上のへり、電柱の上などを見回してみましょう。

雄は青と赤という目立つ出立ちですが、雌はご覧の通り褐色で鱗状の模様が目立ちます。遠目にはどちらも黒っぽい鳥にしか見えないので、大きさ、鳴き声や姿勢(ちょっと直立気味)などで判断できます。

同じ個体で場所を変えましたが、やはりてっぺん。ここは河原近くなので見晴らしが良さそうです。

昔の図鑑を開くと、やはりイソヒヨドリは「雄は岸壁で美しい声で囀る」などと説明されています。もちろん岸壁で囀る姿もみられますが、この岸壁が都市のビルの屋上や、こういう人工物のてっぺんになりつつあるというワケです。

なんかお人形みたいで可愛いです。
ちなみに場所は鶴見川の新羽橋付近なので、私の観察としてはかなり下流です。ちなみに恩田川での最上流の目撃は長津田近辺です。青葉区の川崎寄りでも目撃例があります。

ちなみに世界で見たイソヒヨドリ「Rock Thrush」の仲間では、この日本のイソヒヨドリだけが海岸付近で暮らすそう。他の仲間は内陸で暮らすものがほとんどですが、この日本のイソヒヨドリもいよいよ内陸進出となり、海岸で暮らすイソヒヨドリが少数派になってしまうのでしょうか?
イソヒヨドリ基本情報
- イソヒヨドリ 漢字・磯鵯 英名・Blue Rock Thrush
- スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属
- 留鳥または漂鳥として全国の海岸、河川、港など
- 体長:23cm