タシギ@鶴見川〜上流(谷本川)【動画あり】
タシギを発見。ここは以前から、タシギを年一回程度ですが見られる谷本川(鶴見川の恩田川合流地点より上流)。コガモが手前で寝ておりました。
タシギ採餌動画
比較的ゆっくり観察できたので、動画も長めに撮れました。とにかく泥に嘴を刺しまくりです。動画の2分あたり、何かヒットしたのか?一瞬尾羽を広げています。
尾羽広げ〜動画抜き出し
この瞬間です。餌をゲットできて歓喜したのでしょうか?ジシギ類見分けポイントに、「尾羽の数」というのがあります。
タシギはジシギ類の中でも尾羽の数が少なく、通常14枚とあります。上の画像から片側と思われる羽は7枚(あくまでも想定)なので片側ということであれば14枚ほどあるようにも思えます。
似ているチュウジシギは通常20枚ということなので、タシギポイントアップ。また、嘴も少し長く細く見えるのでここもタシギポイントアップ。
この川縁の場所は適度に泥があり、タシギが採餌しやすいようです。
タシギいろいろな角度
頭の白い筋(頭央線)がはっきり見えますね。この頭頂線と眉斑の白い3本がよく分かります。
タシギポイントの1つである、雨覆と肩羽が笹状に垂れ下がって見えるという点も確認できます。
後ろ姿です。こうやってジシギ類をつぶさに観察するのは面白いです。もしかしてチュウジシギ?と期待してしまいますがなかなか。
タシギ基本情報
- タシギ 漢字:田鴫 英名:Common snipe
- チドリ目シギ科タシギ属
- 全長:27cm 翼開長:47cm
- 旅鳥・冬鳥としてほぼ全国の水田・湖沼・河川など
主な特徴
全身は黄褐色から赤褐色、黒褐色が複雑に混じる模様。クリーム色の眉斑と黒の過眼線。羽縁が白く1本のラインに見える。雨覆、肩羽が笹葉状に垂れ下がる。尾羽を広げるとオレンジ色の帯が目立つ。体下面は白っぽい。嘴がジシギ類の中ではもっとも長い。
主な行動
みどりの鳥地区では秋から初春にかけて散見される。動いていないと複雑な模様でカモフラージュとなり見つけるのは難しい。他ジシギ類の中で水に入っていることが多い。フランス、ジビエ料理の最高級食材とされる。鳴き声は「ジェッ」。