ヒバリ@早春の田んぼ【動画あり】
分かりにくいのですが、2羽います。この後飛び立つのですが、3羽いることが確認できました。この時期の田んぼのヒバリは風物詩です。
ヒバリ地上動画
なんとなくですが、ヒバリが用心深い感じが伝わってきます。警戒する仕草や、冠羽を立てたり寝かせたり。3羽いたので、縄張り確定中かも知れません。動画の後半3分くらいからは桜をついばむスズメとウグイスも登場します。春らしい動画をぜひ最後まで見てみてください。
息を吸いながら鳴く
ヒバリは空高く舞い上がっての囀りが有名です。ざっと50メートルから100メートル近く上空まで舞い上がって、ずーっと囀っています。私が観察した時は10分を超えて囀っていました。繁殖期であるこの時期は20分を超えることもあると言われます。
ヒバリは息を吸いながら声を出すことが出来るという説と、連続で鳴いているとはいえ、細かく息継ぎをしていると思われるタイミングがある、という説もあります。以前の投稿では「息を吸いながら声を出せるので長く鳴き続けることが出来る」を推していましたが、これを確たる説とするのは根拠に欠けるという文章もあり、今回改めて調べて思いました。
ヒバリに聞いて、「はい。吸いながら囀っています。」と答えてくれればいいのですが、真相は分からず。おそらく息を吸いながら鳴くフレーズもあれば、一瞬でも息継ぎをしている場合もあり、ミックスして使い分けている、というのが現実的な気がします。
話が長くなりましたが、そんな事はどうであれ、ヒバリの囀りが上空から聞こえてくると春だなーっと毎年思えればそれで良し。としましょうか。
ヒバリは冠羽が特徴ですが、この時期は特に立てていますが、寝かせていることも多いです。あと、この写真でも分かりますがけっこう脚が長いですよね。腿は羽毛で覆われています。スタイルいいです。
ヒバリ別の日にも目撃
こちらは、上の日とは別日(2022年3月20日撮影)に恩田川を挟んで反対側の田んぼにて目撃したヒバリです。この辺りは毎年ヒバリが現れます。
この時は2羽でいました。つがいかも知れません。
ヒバリが用心深いのは、巣を地上に作るので外敵に見つかるとアウト、ということから特にこの時期は警戒心が強くなるのでしょう。
ヒバリ基本情報
- ヒバリ 漢字:雲雀(鸙、日晴鳥) 英名:Eurasian skylark
- スズメ目ヒバリ科ヒバリ属
- 留鳥または漂鳥としてほぼ全国。北海道では夏鳥。沖縄では旅鳥または冬鳥。
- 全長:17cm 翼開長:32cm
主な特徴
初春に開けた場所(みどりの鳥地区は田んぼが多い)で上空に舞い上がり、複雑な囀りをかなり長く続ける姿は非常に目立つ。この姿が「春告鳥」とも呼ばれる所以。しかし、地上にいるとさして特徴はなく、冠羽が立っていると判断しやすい。雌雄同色。頬は褐色で、羽、体の上面は黒褐色の斑がある。体下面は白っぽい。開けた地上に巣を作るため危険が多い。親鳥は偽傷行動をしたり、雛も早めに巣立ちする。亜種オオヒバリ(レア鳥)はひとまわり大きく、鳴き声が違う。