ムナグロ@横浜市青葉区〜谷本川近辺
水を張る前の田んぼ。何かいないかなと双眼鏡で見回すと。?、見慣れないのが居るぞと。おっとその後ろ姿は!
ムナグロ!
動画も回しました!
ムナグロ動画でどうぞ
夏羽の顔胸真っ黒状態ではないですが、冬羽から夏羽へと換羽中でしょうか?歩き回りながら採餌しておりました。
遠かったのですが、なんと段々近づいて来てくれました。
ムナグロ基本情報
- 名称:ムナグロ 漢字:胸黒 英名:Pacific Golden Plover
- チドリ目チドリ科ムナグロ属
- 全長:24cm 翼開長:67cm
- 旅鳥(主に春秋の全国の水辺、田畑など・一部では越冬)
主な特徴
夏羽は、顔から胸、腹にかけて黒。この黒い状態が名前の由来となっている。額から目の上、頬など黒い部分を囲むように白。冬羽は、黒味はなくなり、頭部から体上部、羽は褐色、茶褐色、黄色などの複雑な斑模様。この羽の黄色い部分(ゴールド)と大海原を渡る習性が英名の由来と思われる。また、冬羽から夏羽(その逆も)に移行中は、黒みが薄かったり、横斑状に見えたりと個体差が大きい。若鳥は全体的にコントラストが薄く、胸や腹には鱗上の褐色模様がある。嘴と脚は黒褐色。
主な行動
旅鳥で長距離飛行が可能な全長の3倍近い長い羽を持つ。アラスカで繁殖し、ハワイやオーストラリアで越冬する。日本では渡りの途中の春秋の時期に見られ、海辺より内陸の沼、湿地、水田などに飛来することが多い。地面を歩きながら虫やミミズなどを食べる。飛びながら「ピョーピピョー」などと鳴く。
この場所でじっとし始めました。休憩?しかし、約5000kmを連続で飛び続ける!というムナグロ。この時期の日本への飛来は休憩地点。みどりの鳥地区に寄ってくれてありがたい限りです。ここからなんとツンドラやアラスカに向かっていくのです。ムナグロの目に映る空からの世界を見てみたいものです。
近年は減少傾向にあるとのことで、最小懸念ですがIUCN(国際自然保護連合)でもレッドリスト入りしています。日本でもいくつかの都道府県でレッドリスト入りしているとのこと。
ムナグロを調べていて、「渉禽類(しょうきんるい)」という言葉を遅ればせながら見つけました。主に、「水辺やその近辺を歩きながら採餌する鳥類を指す。」とのことで、シギ類・チドリ類の他、サギ類・コウノトリ類・ツル類・クイナ類などを大型、小型構わず含まれるそう。猛禽類は有名ですが、シギチを見て「渉禽系か」とか言ってみたいものです。
恩田川でもムナグロ
2016年に、恩田川近辺での観察情報を提供いただきエントリーしています。