オオヨシキリ@大口を開けて囀る

この季節の風物詩となっています、オオヨシキリです。みどりの鳥地区では河原の木が伐採されたせいか、鶴見川を始め、恩田川、谷本川でも鳴き声が聞こえてきます。以前はそんなに居なかったような…?
やってきた頃はほとんど草むらの中で、次第に枝先や葦の先端などで鳴くようになります。そこが見頃です。

口は見えるけど、お顔が…。
例の「ギョシギョシ、ゲゲゲ、キチキチキチキチ」と長い間鳴いています。少し行くと、すぐまた別個体の声が聞こえてくることから、縄張りの間隔はそんなに広くないのでしょうか?もしくは、まだまだ争い中?
オオヨシキリの口の中は赤(オレンジ)

枝被りまくりですみませんが、オレンジ色の口の中だけはバッチリです。コヨシキリの口の中は黄色です。
ちなみに、コヨシキリの囀りは、オオヨシキリのが可愛くなった感じです。
コヨシキリの鳴き声動画(他チャンネルより)
可愛いですが、オオヨシキリっぽいギチギチも途中混じります。レパートリーもコヨシキリの方が多く、1区切りの時間も長いそうです。

光の加減で、オレンジの口が強調されました。
オオヨシキリ鳴き声動画
参考までにこちらは過去に撮影したものですが、同じく新横浜公園です。

しばらくこの場所で鳴いていました。真夏になると鳴かなくなるので、見つけるのが難しくなりますね。

口紅みたいです。
エゾセンニュウとよく似ていると図鑑で紹介されていますが、エゾセンニュウはその名の通り、北海道に夏にやってきます。
オオヨシキリ基本情報
- オオヨシキリ 漢字:大葦切、大葭切 英名:Oriental Reed Warbler
- スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属
- 夏鳥(九州以北の河川、河原、湖沼などの主に葦原)
- 全長:18.5cm
主な特徴
雌雄同色で体の上面は薄い褐色。白い眉斑があるが個体差がある。冠羽を逆立てる。上嘴は黒、下嘴は薄黄色もしくは肉色。嘴の中は「赤(オレンジ)」色とされ、一回り小さいコヨシキリは「黄」色。カッコウに托卵されることもある、と良く紹介されるがみどりの鳥地区においてカッコウはレア鳥。
主な行動
名の由来は葦の茎を切り裂いて中にいる虫などを食べることからだが、実際にはあまり葦を切っている姿は見たことがない。普通に昆虫類を捕らえて食べていることが多い。初夏にやってきて、最初は草むらに隠れて控え目に鳴いているが、徐々に枝先や葦の先端などで、「ギョシギョシ、ギョギョシ、ゲゲゲ、キチキチキチキチ」などと騒々しく鳴くようになる。夜も鳴くことがあるとされる。その鳴き声から「行々子」という別名も。