イカルチドリ幼鳥@横浜市緑区【動画あり】

イカルチドリのエントリーが何気に2019年が最後だったので、久々にご紹介します。もちろん、コチドリと共に毎年見られています。
こちらは、成鳥の特徴である、黒ハチマキや、黒マフラー、黄色いアイリングなどの特徴が見られません。
スッキリとした感じのイカルチドリなので幼鳥かと。

この横向きアップのカットで、コチドリとの見分けポイントでよく言われる嘴に注目してみます。

こちら、ちょっと誇張していますが、イカルチドリは何というか、鈍角な感じです。対するコチドリはちょっと鋭角。もちろん個体差もありますが、イカルチドリは釘みたいな感じで、コチドリは錐というか、ほぼ円錐と言って良いかと。
イカルチドリ幼鳥歩きまわり@動画でどうぞ
幼鳥だからか、まだまだ千鳥足っぷりが足りない気がしますね。比較的アップで撮れました。2分5秒からは別日に撮影した個体です。なかなか素速く歩いています。若鳥に近い感じでしょうか?

似ているコチドリに比べて、ちょっとでっぷりしているのもイカルチドリの特徴です。

ちょっと前にはコチドリ幼鳥もご紹介しました。
イカルチドリ基本情報
- 名称:イカルチドリ 漢字:桑鳲千鳥 英名:Long-billed plover
- チドリ目チドリ科チドリ属
- 留鳥または漂鳥
- 全長:21cm 翼開長:45cm
主な特徴
おでこに黒のライン。白い眉斑に、黒い過眼線は後頭部まで伸びる。喉から首周り一周白で、その下も首周り一周黒褐色。体上面は褐色で、体下面は白い。嘴は黒で、脚はちょっと長めで黄色目の肉色。コチドリほどは目立たないが黄色いアイリングある。雌雄同色だが、雌の方が全体的にコントラストが薄い感じ。幼鳥は全体的に淡く、黒の部分もはっきりせず、羽が鱗状。
主な行動
千鳥足の由来である、トコトコと止まってはあらぬ方向に歩き出し採餌する動きが酔った人の足取りに似ているとのことから。チドリ独特の上半身を揺らさずに足だけ早歩きの姿は見ていて面白い。繁殖期にはピョピョピョピョと鳴きながら飛びまわる。石ころの多い場所で営巣し、親鳥は子育て中、天敵が近づくと偽傷行動をする。雛はじっとしていると石ころの模様に近く、カモフラージュとなり非常に見つけづらい。