マガン幼鳥@恩田川近くの田んぼ
マガンが居る!との情報をご提供いただきましたのでエントリーいたします。場所は恩田川近辺の田んぼなので、正直居たら目立ちます。
なので、目立っています。額の白い部分がないので幼鳥と判断できるでしょう。集合地に向かう途中ではぐれてしまったのでしょうか?
マガンは冬鳥で日本の飛来地はかなり限定されているようです。一時期減っていたようですが、また、日本への飛来は増えているようで、時期も変化しているとのこと。
下記レポート「ガンの「渡り」が変わってゆく」に詳しく載っています。
https://www.wwf.or.jp/activities/climate/witness/2010/04/post-125/
マガン幼鳥カラスに囲まれる
この時期はちょうど稲の収穫期で、田んぼはスズメ、ムクドリ、ドバト、ハシボソ・ハシブトガラスなどが群れでよく採餌しています。そこで完全に浮いているマガン…。
まあ、攻撃されるわけではなく、逆に仲間が見当たらないマガン幼鳥の表情に哀愁感が漂っています。
情報提供者からTwitter引用。
マガンはV字編隊を組んで飛行する映像を、よくYouTubeなどで見かけます。このV字フォーメーションはマガンに限らず長距離飛行する大型の野鳥に見られる行動ですが、これは、先頭を行く鳥の羽ばたきの空気の渦を効率よく利用して省エネ飛行を実現しているとのこと。
下記リンクで解説されていますので興味のある方はどうぞ。
https://logmi.jp/business/articles/322243
マガンの翼開長は、個体差にもよりますが、1m50cmにも及びます。比較的大きな体で、大きな翼で長距離を飛ぶマガン。こちらの幼鳥が無事、群れのいる場所にたどり着くことを願います。
マガン幼鳥別日の目撃情報
こちらの写真は上記までの情報の次の日、別の方からいただいた目撃情報です。つまり最低でも2日間はみどりの鳥地区に滞在したということになります。
こちらも幼鳥と判断できるので同個体と見て良いでしょう。ちなみに私も見に行きましたが、見ることはできませんでした。
ちなみに横浜市は、みどりの鳥地区以外も、基本マガンのルート外です。
なので珍しいのですが、ざっと調べたところ、2017年に新横浜公園にやって来たようです。
この投稿は情報提供者 による写真と内容で構成しています。
マガン基本情報
- 名称:マガン 漢字:真雁 英名:Greater white-fronted Goose
- カモ目カモ科マガン属
- 北海道では旅鳥 それ以南では冬鳥だが局地的
- 全長:63〜86cm 翼開長:135〜165cm
主な特徴
雌雄同色で、体上面は褐色で尾に近づくと濃くなっていく。羽縁が白褐色。腹部は横斑が目立ち、一部は黒くなっているところがある。下尾筒は白。嘴は桃色がかったオレンジで、横の付け根と額が白い。足もオレンジ。アイリングがない。幼鳥は額の白がほとんどないのと、腹部の黒横斑もない。
主な行動
日本では局地的に大群をなして越冬する。昼間は湖沼、田んぼ、湿地などを移動しながら主に草、落穂など採餌し、寝ぐらに戻る。V字編隊飛行をする。「クワワッ」「グハハァ」と鳴く。