フクロウ夜の森@横浜市緑区
ここは前回もチャレンジしたところです。今年も盛んに鳴き声が聞こえるという情報を元に、宵の口を狙ってやってきました。
フクロウ盛んに鳴く
夕方6時半くらいから鳴き始めましたが、声は聞こえど相当藪の茂った中からで全く見えず。
さらに暗くなって19時を回ったあたり、森の中ほどに移動したらしく、声の方へ近づきました。実は上の写真に既に写っています。
この写真にも写っていました。
フクロウはどこに?
こちらの写真でほぼ撮らえました。最初は当てずっぽうに声の鳴く方に向けて適当にシャッターを切っていましたが、徐々にらしきものにズームしていきました。
上の写真を明るくして拡大トリミングです。一瞬竹に留まっているように見えますが、奥の木の横枝に留まっています。盛んに「ゴロスケ、ホッホ」を繰り返していました。夜の狩に向かう前に、まず縄張り確認と、気合を入れてる感じです。
もう1ショット撮れましたが、こちらは目の反射は片目だけ。かなりの近距離です。真っ暗で確実な居場所が見えないため、広めに撮っているからです。これがもうちょっと明るければ、画面いっぱいにフクロウが撮れたでしょう。まあ、それは贅沢。
フクロウは主にネズミを獲ると言います。農家にとっては益鳥です。実は私は、ネズミはほとんど見たことないのですが、先日夜の車道の脇をちょろちょろと動き回るネズミを見ました。道路脇にはすぐに畑があります。あと、フクロウがカエルを食べている写真もよく見かけます。カエルなら近辺の田んぼでよく見かけます。
子育て期間中はなんと1700匹!?ものネズミを捕食するとのこと…。ネズミにとってはたまったものではありませんね。
狩をするフクロウをぜひ見たいものです。見られるチャンスはあるということです。
ショート動画で鳴き声もどうぞ【声のみ】
とくに前半はかなり近い位置に居たと思います。鬱蒼とした森に阻まれて全く見えませんでした。まあ、そういうところがフクロウは好きなんでしょう。
実際の暗さの森
今までの写真は全て明るく加工していましたが、実際の写真はこんな状態でした。双眼鏡は役に立たず…。
フクロウ基本情報
- 名前:フクロウ 漢字:梟・鴞 英名:Ural owl
- フクロウ目フクロウ科フクロウ属
- 留鳥(九州以北)
- 全長:50〜60cm 翼開長:95〜110cm
主な特徴
虹彩は暗黒色で嘴は黄色。顔に「顔盤」と呼ばれるハート型に見える羽が特徴的で暗闇での集音に役立つ。体は全体的に茶褐色で黒褐色の斑模様。肩羽の一部が白。胸からお腹は灰褐色で、縦斑が目立つ。雌雄同色だが日本には4亜種がおり、微妙に違う。足まで羽毛が覆う。趾は前に2本、後ろに2本あり獲物や木の枝をがっちり掴めるようになっている。この趾は状況によって前3本、後1本など動かせる。雛はふさふさした灰色っぽい羽に包まれ、丸っこくぬいぐるみのように愛らしい。
亜種・フクロウ/エゾフクロウ(白みが強い)/モミヤマフクロウ/キュウシュウフクロウ(褐色みが強い)
主な行動
1羽かつがいで行動する。昼間は木々の上でじっと休息していて、基本は陽が沈む頃から夜にかけて行動するが、まれに日中行動することもある。大きな木の樹洞やカラスの古巣などに営巣し、餌はネズミ、モグラ、カエル、他鳥類などを羽音を立てずに狙う。首が左右に270度近く回る。鳴き声は「ゴゥホウ(一呼吸おいて)ホウ、ホウ」で、地鳴きは低い声で「ホホホホホホ」、威嚇の時に「ギャァ」と鳴くこともある。