ハッカチョウ@恩田川と鶴見川合流地点
ほぼ居着いているハッカチョウです。一応まだ居るよ、的なレポートとしてアップいたします。場所も変わらず落合橋近辺です。
昨年のエントリーでは幼鳥が確認できています。
ハッカチョウは、元は中国・東南アジアからの外来種です。関東より南西で局地的に観察されており営巣もしています。南のものは自然移動と考えられ、関東や都市部ではカゴ抜けが有力とのこと。
侵入生物データベースによると、
東京,神奈川,大阪,兵庫で繁殖した記録があり,福島,栃木,愛知,大阪,京都,和歌山,香川,鹿児島でも生息が確認されている.兵庫,神奈川では1990年代に入ってからも繁殖が確認されている。
侵入生物データベース
とのこと。みどりの鳥地区では幼鳥が確認されているので「営巣して繁殖している」として良いでしょう。
ハッカチョウ2羽
この時は2羽いましたが、ちょっと離れた場所にももう1羽いました。飛ぶと羽の白斑が目立つので、すぐに分かります。
みどりの鳥では2018年から観察がずっと記録されています。
鳴いているところを見たことがありますが、「フィーヨ、フィーヨ、フィヨフィヨ」などと、なかなか良い声で囀ります。
こちらがちょっと離れた場所にいた別個体のハッカチョウ。落合橋を中心に直径2km以内くらいでしか見ない(私だけかも)ので行動範囲は限定されている気がします。
今の所分布は拡大している様子も個体数がやたら増えているようでもなさそうです。
もし、他の場所でも見た!という方がいたらコメント、情報メールにて受け付けております。
ハッカチョウ基本情報
- 名前:ハッカチョウ(漢字:八哥鳥 英名:Crested myna)
- スズメ目ムクドリ科ハッカチョウ属
- 全長:約27cm(ムクドリよりちょっと大きくちょっとスラッとしている)
- 原産地:中国南部・東南アジア
- 日本には点在しており留鳥になりつつある
主な特徴
外来種。江戸時代に飼い鳥として移入されたという記録もある言う。国内にいるのは籠抜けで定着したものとされるが、鹿児島県や与那国島などは飛来した可能性も捨てきれない。体、羽は黒で雌雄同色だが、雄がわずかに大きいとされる。嘴は薄黄色、虹彩、足はオレンジ。特徴的な冠羽(上嘴基部のモジャっとした羽)がある。初列風切基部、初列雨覆の一部に白い部分があり、飛ぶとよく目立つので識別ポイントになる。幼鳥は冠羽がない。
主な行動
ムクドリの仲間で、一緒に行動することもある。みどりの鳥地区で見られる小群はハッカチョウ同士でまとまっていることが多い。主に昆虫を食べるが、木の実なども食べる(海外ではカラスのように人間のゴミを漁ることもある)。日本では局地的に繁殖・定着していて、横浜市内でも点在している。ムクドリとの交雑が進むと、種の保存として芳しくない。