セッカ@杭に留まって鳴く〜横浜市緑区【動画あり】
セッカが多い気がします。みどりの鳥地区の主要な田んぼ各所で観察できますし、河原上空も結構な頻度で鳴き声が聞こえてきます。
セッカ杭の上に留まる
いつも草のてっぺんに留まっている印象が強いセッカですが、人工物の上に留まって鳴いていました。
セッカ鳴く動画【縦型】もどうぞ
ここは田んぼの真ん中あたりにある杭です。セッカにとってはナワバリ主張するのに、別に人工物だろうが草だろうが関係ないと言った感じでしょうか?
冒頭、増えてきた気がすると言いましたが、これだけ居れば営巣もしているかと思いますが、巣を確認出来たことはありません。地上に近い位置に巣を作るということなので、草原を眺めるような位置からは発見しづらいでしょう。
同日撮影の別個体セッカ
こちらは、少し恩田川を上流に行ったところに居たセッカ。田んぼの上空を例の八の字飛行をしながら、時折草の先に留まる、を繰り返していました。
セッカと言えば黒い口です。ちなみにさらに上流の奈良川付近の田んぼでもセッカの声が聞こえました。やはり増えている?
セッカスライドショー
別日に撮影のセッカ
以下は2024年8月15日に撮影したセッカです。なんとなくですが、この時期田んぼに行けば必ず居る、くらいの感じです。
逆光ですが、斜め留まりがキマっています。脚が長いので、留まり方のバリーションが豊富なのもセッカの特徴ですね。股裂きポーズも有名です。
セッカ「ヒン、チャッチャ」鳴き縦動画
この時も短いですが動画が撮れました。最近ショート動画を意識してカメラを縦にして撮る癖がついてきてしまいました。余裕がある時は横動画も回します。
ギャラリーにもしてみました
今セッカがよく鳴いているテーブルガーデンの近くで、恩田川小山遊水地整備事業が進んでいます。セッカの居場所が…と気になっていますが、今のところセッカはよく見るので大丈夫そうです。
セッカ基本情報
- 名称:セッカ 漢字:雪加、雪下 英名:Zitting Cisticola
- スズメ目セッカ科セッカ属
- 全長:13cm
- 留鳥または漂鳥として本州以南
主な特徴
頭に黒褐色の細い縦斑があり、喉より体下部は白っぽくやや褐色味をおびる。体上面と羽は褐色味が強く、黒い斑が目立つ。脚が長く、開脚して草などに留まる独特のポーズもする。雌雄同色だが、雄は口内が黒(嘴基部、上下嘴の境い目(会合線)も黒みを帯びる)で、雌は肉色。幼鳥は全体的に羽色が淡く、お腹の白さも薄く褐色がかかる。
主な行動
「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴きながら上昇し、「チャッチャッ、チャッチャッ」と下降して草の先や枝先に留まる。この時の飛び方はジグザグ、波状飛行っぽく不規則に見えるが、縄張り巡回中は、8の字を描くように飛んでいる。草の先端に留まって鳴くこともしばしば。チガヤやススキのある平地や草原などを好み、冬場は草むらから出てこず、鳴きもしないのでなかなか見つけられない。食性は昆虫類や蜘蛛など。
雄は草の間に蜘蛛の糸などを使って精巧な巣を作り、雌を呼び寄せる。雌が気に入れば営巣するが、雄はまた次の巣を作って雌を呼び寄せるため、一夫多妻となる。みどりの鳥地区では開けた田んぼや、広い河原に現れることが多い。