コムクドリ@ムクドリの群れの中〜横浜市港北区

ウォーリーを探せ状態です。この時期、ムクドリの群れの中にコムクドリが混じっている可能性があります。この群れには、かなり少ないですが、何羽か混じっていました。
コムクドリ雄

よく探すといました。白い頭が。

こちらの2羽は頬の赤斑が確認できます。ので、雄です。雨覆の白もよく見えます。また、名前の通りムクドリに比べて一回り小さいです。

肉眼ではちょっと難しい感じ。双眼鏡で確認してからカメラを向けました。

曇り空で夕方だったので、写真としてはイマイチですがコムクドリなのでたくさん載せちゃいます。
コムクドリ〜YouTubeショート動画でもどうぞ

この場所でしばし留まっていて、次々とムクドリが集まってきています。

ここにもいました。この個体は頬と耳羽も赤いタイプです。この赤斑は個体によって範囲が違うようです。

正確に数えてはいませんが、おおよそムクドリ100羽に対して、5羽?くらいのコムクドリではないかと思います。雌はいないのかな?と探します。

こちらの個体は、やはりわずかですが赤斑があるようなので雄?。
ちなみにコムクドリの幼鳥はこの赤斑がないか、小さいとのこと(雄の場合)。

おっと、雌らしいのがいました。

どうでしょう?雌?幼鳥?お腹の白さからしてムクドリではないのは確かです。ちなみにムクドリの幼鳥も混じっているので、油断を許しません。
コムクドリ移動

何を察したのか、群れ丸ごと一斉に飛び立ち、移動しました。上の写真は移動した先ですが、コムクドリも離れずに一緒に移動してました。
夏の終わりのムクドリの群れには要注意です。
コムクドリ基本情報
- 名称:コムクドリ 漢字:小椋鳥 英名:Chestnut-cheeked Starling
- スズメ目ムクドリ科コムクドリ属
- 夏鳥(本州中部以北、以南では旅鳥)春秋に低地を通過する
- 全長:19cm
主な特徴
雄は頭から顔がクリーム色で、頬(耳羽の一部、個体によっては喉など)に赤斑がある。体上面は黒く、青紫または緑っぽい光沢がある。中雨覆が白く、上尾筒も白。体下面は青灰色から白となかなか特徴的なカラーリング。雌は雄に見られる特徴的なカラーはなく、褐色味を全体に帯び地味な感じだが、顔は白っぽいのでムクドリからは見分けがつく。雌雄ともに嘴、口の中も黒。脚も黒。幼鳥は雌に近いが、全体的に淡く、薄茶褐が強い。嘴基部は黄色い。
主な生態
小群、群れでいることが多く、ムクドリに混じって行動することもある。囀りは早めで「キュルキュルキュルキュルピー」「キュイキュイキュイキュー」などと鳴く。地鳴きはムクドリの「ギュルギュル」と似るが、ちょっと軽い感じの「キュルキュル」。昆虫や木の実などを食べる。ムクドリはよく地面に降りて採餌しているが、コムクドリは樹上が多い。