ノビタキ2024秋@横浜市緑区
モズの高鳴きが始まり、コガモが河川にやって来て、秋の深まりを感じ始めるこの頃。ノビタキもやってきます。今シーズンもやって来たという情報をいただきましたので、ご紹介いたします。
ノビタキ尾羽を広げる
小鳥が尾羽を広げると可愛いです。ノビタキはスズメより一回り小さいです。この時期は田んぼにスズメも多く、「ノビタキ!」と思ってよくみるとスズメか…、といったこともあります。
ポイントは草の先っぽや、写真のように杭などの先によく留まります。またスズメの群れに混じることも無いので、ポツンと先っちょに留まってソロ活動している小鳥が田んぼに居れば、ノビタキの可能性が高いです。過去には3羽で居たこともあります。
この後ろのネットのブルーと田んぼのグリーンをバックに小さなノビタキが映えますね。この時期のノビタキの雌雄の見分けは難しいですが、この個体は雌だと思います。雄は少し顔にまだ黒みが残っていたりします。
9月末から10月中旬
みどりの鳥のエントリーを遡ると、過去には早い時期で9月20日に登場しています。おそらく10月中旬までは居てくれると思うので、田んぼの黄金の稲穂や収穫風景を見ながら、ノビタキを探してみることをオススメします。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。
ノビタキ過去の春の渡りにも目撃例
ノビタキ別日に撮影(追記)
こちらは、別日に撮影したものです。場所は恩田川の反対側。
こちらもおそらく雌ではないかと。
ノビタキ基本情報
- 名称:ノビタキ 漢字:野鶲 英名:Siberian Stonechat (Common Stonechat)
- スズメ目ヒタキ科ノビタキ属
- 全長:13cm(スズメより小さい)体重:15g
- 夏鳥として本州中部以北に渡来。渡りの時期には本州以南の開けた所に立ち寄る。みどりの鳥地区では、この秋の渡りの時期に田んぼなどに立ち寄ると思われる。
主な特徴
雄の夏羽は頭部、体の上面が真っ黒になり、胸がオレンジ色と目立つ色合いになる。この姿のノビタキをみどりの鳥地区で見ることは難しい。体下部は雌雄ともに白っぽく尾羽は黒。雌は頭部から体上面は褐色で、頭のてっぺんに細く黒い縦斑がある。胸部が雄ほどではないがほのかにオレンジ色。雌雄ともに嘴と脚は黒褐色。冬羽の雄は雌に近い色合いになるが、喉や目の周りが黒い。
主な行動
草の先や人工物の先っぽに留まって虫などを捕る。ヒタキ類特有の尾羽を上下にふる仕草がかわいい。空中で飛んでいる虫を捕らえるが、地上の虫も歩いて食べる。繁殖地である高原や北海道の草原では、木の枝先やや草の先で囀る姿を見ることができる。囀りは「ヒーチュ、ヒチー」、「チー、ピーチョチー」などと高く澄んだ声で鳴く。