ルリビタキ雌雄@新治市民の森

綺麗なルリビタキの情報をいただきました。ルリビタキは毎年市民の森などにやってきて、その名の通り雄は瑠璃色と黄色が美しい人気の冬の小鳥です。
ルリビタキ雄

この大きさからするとかなり近くに来てくれたのではないかと予測します。ルリビタキの雄若は、雌のような色で、この個体のように全身が鮮やかなブルーになるまで3年程度かかると言われています。

これは、以下のメリットがあると言われています。
- 若い雄の個体が目立たないことで、より経験豊富な成鳥からのなわばり争いを避けられる。
- 性的な成熟度を視覚的に示すことができ、雌にとって適切な繁殖相手を選ぶ指標となる。
リルビタキは縄張り意識が強い鳥ですが、若鳥と明らかに判断できる個体との争いを避けることは、生存戦略として有効です。
ルリビタキ雄若鳥

雄の若鳥と思われる個体もご提供していただいたので、上記の説明がよく分かるかと思います。
一見雌?ですが、肩羽のあたりに青味が感じられます。これくらいだと第1回冬羽?くらいでしょうか?

美しい瑠璃の成熟個体と、若い新米個体を見られるとはなんとも嬉しいですね。
ルリビタキ雌

そして、こちらは全体がオリーブ色で、横にイエロー。このアングルだと見えていませんが、腰から尾羽はブルーです。
雌もなんとも言えない穏やかな色合いの美しさを感じます。
人気のルリビタキのエントリーでした。キレイな個体の写真提供ありがとうございます。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。
ルリビタキ基本情報
- 名前:ルリビタキ 漢字:瑠璃鶲 英名:Red-flanked bluetail)
- スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属
- 漂鳥・ほぼ全国の平地や山地、森林など
- 全長:14cm
主な特徴
みどりの鳥地区では冬に見られるが漂鳥。雄は鮮やかなブルーでその見た目通り「瑠璃色の鶲=ルリビタキ」という名の由来となっている。青が鮮やかな個体は人気があり、オオルリ、コルリと共に「瑠璃三鳥」にラインナップされる。白い眉斑、喉も白。体下部は少し濁った白。横には鮮やかなオレンジ色の羽があり、英名(Red-flanked=脇が赤い(オレンジ))の由来となっている。
雌は全体的にオリーブ色で地味。白いアイリングがあり、上尾筒から尾羽の上面は青い。地鳴きは「ヒンッヒンッ」「カッカッ」とジョウビタキに似ている。ヒタキ特有の尾羽をピンピン動かす仕草が可愛い。雄の成鳥1年目(若い時期)は雌に似てあまり青くない。雄が完全に青くなるには3〜4年かかると言われる。
おまけ寺家のルリビタキ記録

この個体ももしかしたら雄若かも?
スマホでルリビタキ雄撮影

スマホしか持ってなかったのに、こんないいところに留まってくれましたという惜しみの写真ということで。