カイツブリ@ザリガニを雛に与える【動画あり】

毎年寺家ふるさと村では、カイツブリの営巣を間近で観察できます。以前5月に見た時は、抱卵中でしたので、約2ヶ月でこれくらいの大きさになるのですね。
カイツブリ親鳥ザリガニゲット!動画
親鳥が大きなザリガニをゲットし、雛たちはそれ欲しさに親鳥を追い回します。親はちゃんと捌いて平等に雛たちに与えたいらしく、逃げ回ったり、潜って捌いたりとわちゃわちゃした様子が動画でも結構撮れましたので、まずはご覧ください。
親鳥は、潜って捌いて、ちょっとづつ雛に与えようと必死です。雛は雛で、早く食べたいと言うことで親鳥を追い回しますが、親鳥が潜るとついていけないので、待ってたり…。
なかなか楽しい動画になったと思います。
大物を器用に捌く親鳥

大きなまま雛に与えると食べれないし、雛同士で奪い合いが始まってしまいます。親鳥は逃げながら、時折サリガニをリリースし、潜って水中で捌くという器用なことを繰り返していました。うーむ、素晴らしい。
カイツブリの雛

雛とはいえ、もう親の背中には乗れない大きさです。時折潜水にチャレンジしますが、軽すぎてすぐに浮かんでしまう感じが可愛いです。全部で5羽立派に育て上げました。これくらいの大きさとはいえ、まだまだ自分で餌は取れません。親鳥はまだまだ気が抜けないでしょう。
親鳥に群がる雛たち
食べたい盛りなのでしょう。「ピィピィピィ…」結構大きな声で泣きながら、親鳥に群がります。
大きすぎて親鳥も苦戦
10分以上こんな感じでした。最後は見届けずに、寺家の新池を後にしました。
おまけ〜5月の浮巣で抱卵中の様子

カイツブリ基本情報
- 名称:カイツブリ
- 漢字:鳰(にお)・鸊鷉(へきてい)・鸊鵜(へきてい)
- 英名:Little Grebe
- カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属
- 留鳥として全国の池・湖沼・河川など 東北以北では夏鳥
- 全長:26cm
主な特徴
日本のカイツブリの仲間としては最小。雌雄同色。夏羽は頬の部分から顎の横、首くらいまで赤くなる。虹彩と嘴の基部が黄白色。冬羽は赤い部分が少し目だたくなり、範囲も狭くなり地味な色に。尾羽が短く、脚のついている位置も泳ぎやすいように後ろ寄りに付いていて、弁足(葉っぱのような形の水かき)になっている。雛は瓜坊のように縞模様があり、背中や頭に赤い部分がある。幼鳥も少し縞模様が残るが成鳥になるにつれ無くなる。
特徴的な行動
水面に浮巣を作り、そこで抱卵・子育てをする。浮巣は水面に見えている部分の5倍以上沈んでいる部分がありまさに氷山の一角。また、浮巣は草や枝、人工物などに係留されており、すぐに流されないようになっている。親鳥は背中に雛を乗せて育てる姿が微笑ましく、都市部の公園などで人気になることしばしば。潜水が得意で、水の中ではかなり素早く泳ぐことが出来、その速度は秒速2mとも言われる。主に、水中の小魚や甲殻類などの獲物を捕食するが、水面近くを飛ぶ昆虫なども捕食する。







