コチドリ雛@横浜市緑区【動画あり】

コチドリの雛が孵りました。しかしながら、私の写真だとこんな感じで可愛さの魅力が伝わらないのです。なんせ小さくて、ちょこまか動き回って、この保護色ですからね。
なので、動画を見るとよくその可愛さが分かります!
たくさん撮れたので、ぜひご覧ください!
コチドリ雛〜動画でどうぞ
小石の色がコチドリとも、雛ともにカモフラージュになります。しかしながら動き回っていると、分かりやすく、動作も仕草も可愛いですね!

憧れのこのショットが撮れるとは。親鳥の下に雛が潜り込んで何やら脚がいっぱいあるように見えるショットです(ちょっと分かりにくいですが)。雛は定期的に親鳥の元に集まり、下に潜り込みます。

どの写真もバキッと撮れてないのですが、たくさんアップします。コチドリ雛ですから。抱卵中から観察していましたが、茹だるような暑さでも、親鳥は卵を温めていました。

雛は孵化したらすぐに歩きまわることができます。動画を見ると餌を食べている様子が見て取れるので、採餌もすぐにできます。カルガモの雛もそうですね。ただ、違う点は、カルガモの雛は片時も親鳥から離れませんが、コチドリの雛は親から離れて、自由に歩き回っています。
まだ抱卵中

雛は3羽確認できましたが、親鳥は時折抱卵しに巣に戻っていました。まだ卵があるのでしょうか?コチドリの卵は平均大体4つと解説されていることが多いので、もう1つくらいあるのでしょうか?残念ながら卵本体を確認することは出来ませんでしたが、動画をよく見ていると抱卵も雄と雌が交代で行っているのが分かります。

観察していて面白かったのが、雛たちは自由奔放に歩き回っていて、一定の時間経つと親鳥の元に来て、下に潜ります。そして、親鳥も一定時間経つとふとささっと動き出します。そうすると上の写真のように、置き去りにされた雛たちが顕になるということをしていました。

可愛いのですが、見失うとすぐにどこにいるのか分からなくなるほど、保護色です。

この保護色に守られているからこそ、ウロウロ出来るんでしょうね。

現場には地域ネコがたまに現れます。動画で時々見られる雛の羽の小さいこと。飛べないので、あと天敵になりそうなのはヘビやカラスでしょうか?

拡大しても元がアマいのでダメですね。脚が長いのがよく分かります。

大体通常は5月下旬から営巣が始まるとのことなので、こちらのコチドリファミリーは少し遅めだったのでしょう。
コチドリ基本情報
- 名称:コチドリ 漢字:小千鳥 英名:Little Ringed Plover
- チドリ目チドリ科チドリ属
- 北九州より北東では夏鳥 本州より南部では一部が越冬 みどりの鳥地区ではほぼ夏鳥。
- 全長:16cm 翼開長:42〜48cm
主な特徴
黄色いアイリングが目立つトレードマーク。嘴基部から過眼線まで黒。額は黒いライン。頭頂は褐色。嘴の下は白く、そのまま首まわりを一周白い。その下はまた首まわり一周黒い(この黒い部分の中央部分が雄に比べ細いのが雌とされるが個体差有り)。体上部は薄めの褐色で、胸下からお腹、体下面は白。足は黄色味がかった肉色。嘴は黒褐色。雌雄同色だが、黒い部分に少し褐色味がかかりコントラストが薄く見えるのが雌とされる。冬羽は雌雄ともに、黒い部分は明瞭でなくなる。
主な行動
体は揺れずにスタタタッと歩いては止まり、方向を変えまたスタタタッと歩き出し採餌する動作は特徴的。「ちどり足」の由来とされているが、擬傷(ケガを負ったふりをして敵の注意を引きつける行動)の時にヨタヨタと歩く状態を酔っ払いのジグザグに歩く様からとされる。礫地や石が多い河原に、ちょっとした窪み程度の巣を作る。雛は非常に愛らしいが保護色で動かないとなかなか見つけられない。繁殖期には、飛翔しながら「ピョーイピョーイ」や「ピョピョピョピョ」と鳴き、ディスプレイフライトを行う。
雛・子育てについて
小石や砂利がゴロゴロしているところに営巣する。とはいえ、巣はちょっとした窪みを作る程度で、そこに剥き出しで卵を平均4つくらい生む。卵は保護色で肉眼で見つけるのは難しい。抱卵は大体22日間とされ、孵化した雛は羽が乾くとすぐ動き回る。雛も保護色で危険を察知すると止まって動かない。雛は歩き回って自分で採餌するが、時折親鳥の元に戻ってきて、お腹や羽の下に潜り込む様子が可愛い。
