ホトトギス@恩田川

ホトトギスと偶然出会えました。ここは恩田川の遊歩道です。突然の「トッキョキョカキョク!」が聞こえて来て、前の木に何か留まる瞬間が見えました。
ホトトギス雄

普段は森の中から鳴き声だけが、ひたすら響き渡るのを聞いていますが、一変して街中と言えば街中。渡ってきた直後は、公園や電線などに止まって鳴くこともしばしばあります。
もちろん野鳥なので移動は自由ですから、珍しい事ではありません。

逆光でこんな写真ですが、久々にホトトギスを間近に見ることができたのでアップです。

何枚か撮れましたが、アングルを変えるほどの余裕はありませんでした。
托卵という種の保存方法
ホトトギスはウグイスによく托卵すると言われています。托卵は、なんとも言えない種の保存法だなと思い、優位性ってあるのかな?とちょっと調べてみたら、雌は雛を育てることから解放されるので、卵を産むことに集中できるとのことです。
なのでトケン類(托卵する鳥の仲間)は、卵を20個近く産むこともできるそうです。托卵される側も堪ったものではないですね。

トケン類は、木の留まり方も少し独特というか、中途半端な前傾姿勢も特徴です。

上の木に留まるから、一度近くの低木に移りましたが、葉っぱの中に隠れて見えず。そしてそこから飛び出して、こん森へ向かって飛んで行きました。その時のボケボケ写真です。
飛翔する姿も見れて良かったです。
ホトトギス基本情報
- 名前:ホトトギス
- 漢字:杜鵑、杜宇、時鳥など複数有り
- 英名:Lesser Cuckoo
- カッコウ目カッコウ科カッコウ属
- 全長:28cm
- 夏鳥としてほぼ全国に渡来
主な特徴
虹彩は暗赤褐色で黄色いアイリングがある。頭部から背中は青みがかかった灰褐色で、翼と尾羽は褐色。胸から下は白で黒い横斑(7〜9本)が目立つ。雌雄同色と言われるがわずかな差異があり、特に雌は赤みが強い「赤色型」がいる。嘴は黒から付け根に行くに従い黄色。脚も黄色。特徴的な形の花の「ヤマホトトギス」は本種の胸の模様に似ている?ことから付けられたと言う。日本のトケン類の中では一番小さい。
主な行動
繁殖期の雄の鳴き声は「キョッキョ、キョキョキョキョ」と独特で「特許許可局」という聞きなしは有名だが、「特許許可局」というのは実在しない。雌は「ピピピピピピ…」と鳴く。雄の特徴的な鳴き声から、古くから和歌によく登場する。夜中や早朝、飛びながら鳴くこともある。渡ってきた時には深夜早朝の街中、電線などで鳴くこともある。ガの幼虫や毛虫をよく食べる。主にウグイスに托卵するが、アオジ、ホオジロなどにも托卵する。
【参考】ホトトギス雌の鳴き声
https://youtu.be/yiYXIEg8StE?si=hXkkjMY11yp4XaMZ&t=27
この声ホトトギスの雌だったとは!不覚!
