ミゾゴイ@横浜市緑区

ミゾゴイの情報をいただきましたので、ご紹介します。みどりの鳥初登場です。図鑑やネット上の情報だと個体数1000羽とまで言われるレア度です。
ミゾゴイ

ミゾゴイといえば、首を伸ばして動かずに枝などに擬態することで有名です。この時は地面で採餌中ということだったので、擬態ではなくただ首を伸ばしているだけかも知れません。

そんなレア度の高いミゾゴイですが、はっきりと撮れていますね。
森を進んでいくと、ぼーっと立っている姿を発見しました。
コジュケイにしては無防備だなと双眼鏡で見てみたところミゾゴイでした。情報提供者より

目の周りの色に青みが少ないのは、この時期だからでしょうか。先島諸島に居るズグロミゾゴイは、頭頂部がより黒く、冠羽も長いとのこと。

渡りの時期には都市部で稀に目撃され、話題になることもしばしば。横浜だと、栄区の瀬上市民の森では営巣し、これまた話題になりました。
戸塚区の舞岡公園でも目撃例があります。みどりの鳥地区だと、寺家ふるさと村で記録があります。横浜市北部でミゾゴイの目撃情報をお持ちの方は、ご連絡いただけると幸いです。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。
情報提供者のサイトはこちら
https://zoopicker.com/images/823804
ミゾゴイ基本情報
- 名称:ミゾゴイ 漢字:溝五位 英名:Japanese night heron
- ペリカン目サギ科ミゾゴイ属
- 全長:49cm
- 本州以南で夏鳥
主な特徴
体上面全体は茶褐色。頭部は少し赤茶色で、暗青色の部分がある。目立たないが短いが冠羽があり、喉から下は淡褐色で黒い縦斑が目立つ。虹彩は黄色で、目の周りと目先に水色。嘴と脚は黒。雌雄同色。幼鳥の身体上面には細かい淡色の斑がある。
主な行動
あまり高地でない森林、よく茂ったところを好む。歩きながらミミズやムカデ、陸生貝類、サワガニ、カエル、昆虫などを食べる。得意技は、動かずに直立し、木の枝などに擬態すること。夕方から夜間に「ポ(ボ)ー」と特徴的な鳴き声で繰り返し鳴く。
ミゾゴイは希少
ミゾゴイは、絶滅危惧II類 (VU)として環境省レッドリストに載っています。日本国内でのみ繁殖するという記述からすると、日本での営巣は非常に重要と考えられます。横浜市繁殖センター(旭区)では飼育下で繁殖に成功し、野毛山動物公園では展示もされています。また、野生へ放鳥する活動も積極的に行われ、手厚く保護されています。野生の個体は減少傾向から、復帰傾向にあるとのことですが、レアな鳥には間違いありません。そんなレア鳥がひょっこり現れるみどりの鳥地区です。
