ツミ@北八朔町にて営巣する 近くにオナガ
ツミが身近なところで営巣しています。青葉区某公園が有名ではありますが、こちらは北八朔です。ひっそりと暮らしています。場所は公開しませんが、ツミは人を恐れるようなことはないようです。だって人が多い場所の木を選んでいますから。
オナガとよくツミはセットで営巣すると聞いたことがあります。この場所も近くにオナガが営巣しているようです。オナガの雛はツミに狙われないのでしょうか? オナガは、逆にカラスからツミが守ってくれるという意味でツミの近辺に営巣していたらしく。しかし、今となっては、ツミはカラスから人が守ってくれているという恩恵を狙っているのではないかとのこと…。
いろいろな見解がありますが、ツミはツバメと同じ発想で、人の近くで営巣することによって外敵から身を守っているかに思えます。これが今風にしっくりきます。カラスのねぐらになってしまっている都市近辺の森や林を捨て、逆に都市部の小さな緑のあるところでの営巣を選んでいるのです。
雌が巣に行きました。ツミは雌の光彩が黄色なので分かりやすいです。雄はこの時目撃できませんでしたが、どこへ行ってるのやら?
話をオナガとの関係に戻すと、ここではまだオナガはツミに依存していますが、ツミはカラスと戦う気はなく、人に守ってもらうことを選びました。そうすると、オナガを守るツミは、あまりカラスと戦わなくなり、オナガはツミの近くで暮らす恩恵を受けられないということになります。また、ツミは小さく、あまり知らない人から見ても、正直ハトくらいにしか見えず、スルーされることも多いでしょう。
参考
http://www.bird-research.jp/1_ronbun/2005brtaikai/ueta.pdf
しかし、結果としてこのような都市部の小さな緑地での営巣は、カラスがあまり目を付けないというメリットをツミは知ったのではないでしょうか? 都市部にはカラスが労せずありつける「人の出したゴミ」という食べ物が豊富にあるからです。
結果としてオナガもカラスから守られるということでしょうか? そこまでオナガが考えているか分かりませんが、オナガの方がまだ人を警戒しているようには思えます。
ちなみに、この巣はCOTORIが発見、撮影してきたもので、周囲の状況などから推測して管理人が文章を起こしています。