イソシギ@恩田川河原2羽
イソシギが涼しくなって少し活発になって来たようです。イソシギは恩田川に一年中いますが、暑い時期は、やはりあまり見かけません。
入念な羽繕いを動画でどうぞ。
こちらは別個体。ちょっと縮こまって、珍しくあまり動いていません。首をすぼめているとチドリ系っぽくも見えますね。ここいらへんのイソシギは群れることはありません。だいたいいつも1羽です。
イソシギはピィーイや、ピュピュピュピュと言った感じで鳴きますが、滅多に鳴きません。この声を聞いて寂しく思ったのか、西行法師は、
心なき身にもあはれはしられけり 鴫たつ沢の 秋の夕暮
と読んでいます。文中には「鴫(しぎ)」としか書かれていませんが、イソシギのことを詠んだとされているようです。
西行法師は、平安時代に生きた歌人とされています。平安時代から「沢」にいたイソシギはピーイと言って秋の夕暮れに飛び立っていたと思うと、この季節。
活発に動き出すのは今も昔も変わらないのでしょうかね? 当時のイソシギの姿に思いを馳せるのも感慨深いものがあります。