オオジュリン@恩田川
おや?この顔の黒いのは何だ? 肉眼ではホオジロかな?と思い、確認したところやけに顔が黒い、そしてお腹が白い…。オオジュリンでは?。恩田川といっても谷本川との合流地点から数百メートル遡った所なので鶴見川寄りです。
おや、もう1羽飛び出してきました。周りにはアオジも居たのでよく見ると、またホオジロ?と思いましたがお腹が白い。季節も考えるとオオジュリンのつがいと考えるのが妥当かなと思いました。ごちゃごちゃしていますが、奥(左)が雄、手前(右)が雌ではないかと思います。
もちろん冬羽なのですが、雄の顔が黒くなり始めているのに対し、こちらは地味なままということで雌という判断です。これから寒いところへと移動してしまうのでしょうか?
鶴見川での目撃例がよくありますが、恩田川では初めて(みどりの鳥的に)です。「ヨシの茎内に潜む昆虫を食べる」とありますが、まさにそんな感じの行動を取っていました。
冬羽は体上面に灰色味があるという特徴も、よく見ると確認できます。みどりの鳥的にはそんなにしょっちゅう見られる訳ではないので、たくさん載せますが、鶴見川の鴨居大橋より下流の、河原(特に葦原)ではよく見られるようです。
やはり、左の雄の黒くなりかけの方は、喉元に少し伸びる黒みもオオジュリンの特徴。夏羽に移行モードかと思います。ちなみにオオジュリン(大寿林)の名の由来は鳴き声が「ジュリーン」だからだそうです。この時はシーンとしていましたが、次回はぜひ鳴き声を聞いて見たいです。