キアシシギ@恩田川ペリットを吐き出す
キアシシギです。昨日見たので、今日も居ました。良かったです。このみどりの鳥地区ではこの時期にしか現れない(と思っている)シギです。しかも目立つ所に留まっていました。
見ていると、何やら時折目をつむる仕草をしています。眠いのかな?と思っていたら…。
なんと、ペリットを吐き出しました! 目をつむって居る仕草はちょっと苦しそうな表情だったようです。
ペリットとは
鳥類が消化しきれなかった硬いもの(主に魚の鱗や骨、羽など)を丸っこくまとめて口から吐き出されたモノです。
鳥類は歯がありません(その代わりに嘴があるのですが)。なので食べ物はほぼ丸飲みです。その丸飲みした食べ物を胃で消化するのですが、硬い部分は消化しきれずに残ります。鳥のフンがほとんど液状な代わりに、残りカスがこのペリットとして口から吐き出されるのです。
主に、肉食性(特に生肉性)が強い野鳥がこのペリットを吐き出します。カワセミは魚大好きなので、小骨をこのペリットで吐き出すことを見たことがありますが、シギが吐き出すところを見たのは初めてです。しかもそれがキアシシギ。
このペリットを回収すれば、きっと色々研究できるんでしょうねえ。
P.S. 他の方のブログで5月23日の時点でもキアシシギの滞在が確認されています。
https://ameblo.jp/joserubio77/entry-12378109303.html