カルガモのヒナ@恩田川2018
カルガモのヒナが元気に育っています(動画でどうぞ)
毎年とはいえ、心和ませてくるこの時期の恩田川のカルガモのヒナたちです。ちょっと見ないとすぐに大きくなってしまいます。
10羽のヒナの面倒をみる母カモ。大変でしょうね。やんちゃなヒナたちを見守るお母さん。とはいえ、ヒナを選別することもあるカルガモ。とにかくたくましく自然はハードなのです。
ヒナはなぜほぼ同時に産まれるのか?
こんな情報を見つけました。カルガモのヒナは生まれてすぐに歩けて、自分で餌も採れるなんとも良い子なのですが、バラバラに孵ると世話が大変ですよね? というかそもそもいっぺんに10個もの卵を母ガモは産むことができません。
そこでなんと、卵が全部産み落とされてから抱卵を開始するのだそうです。一度に10個は難しいけどかなり近い時期で10個を産むのでしょう。最初に産み落とした一つをいきなり温め初めてしまうと、孵るのにも時間差が生じます。ヒナと卵の両方の面倒は見切れません。カルガモは雄は抱卵しないのでこの作戦を取るのです。
さらにタイミングを合わせてヒナが産まれてくる!
これだけでも「へ〜っ」となりますが、さらにほぼ同時に孵るために、なんとヒナ同士が卵の中にいる時から、コミュニケーションを取っているというのです!ヒナは卵の中で環境音や他の卵の中のヒナが発する音を察知し、自分の成長が遅いとか早いとかを認識し、一生懸命なるべく同時に孵る様にコントロールするのだそうです!
親からすれば、同時に孵ってくれた方が楽なのは当たり前です。ヒナもそれを考え、ほぼ同時に孵る様に努力するのだそうです。なんと…
なので、この様な風景を見ることが出来るのです!
この記事の内容は下記の書籍を参考にしました。
「知っているようで知らない鳥の話」
https://www.amazon.co.jp//dp/4797389206/
ご興味ある方はぜひお読みください。