チョウゲンボウ@横浜市緑区中山
オナガが急に騒ぎ出したと思って見た先には、居ました。チョウゲンボウです。横浜市緑区中山駅寄りです。オナガはこの後すぐに退散しましたが、近くに彼らの営巣場所もありそうです。が、もうオナガの幼鳥は結構大きくなっているでしょう。
工場の屋根の一番上に留まりました。チョウゲンボウはハヤブサの仲間で、猛禽類としては小型です。
雄でしょうか? ちょっとアップにして明るくして見ました。猛禽先生なら分かるかもですが、雄の特徴として背中の黒斑が小さい、頭がグレーといった見分けポイントがありますが、微妙…。
しかし、オナガの他にもチョウゲンボウを見張っているのが居ました。ハクセキレイです。右下の屋根に2羽居ます。
去年の6月ですが、こんなシーンを見かけました。
チョウゲンボウ?@恩田川を挟み中山近辺にて狩り?
上記の記事も場所的に今回と近いです。
ハクセキレイに見張られるチョウゲンボウ。しかし、物ともせずに羽繕いを始めました。
チョウゲンボウは食後なんでしょうか?とにかくこの場所でゆったりとしています。ちなみにハクセキレイは一定の距離を保ちつつ、順番で見張りしていました…。
こちらに気づいた? 猛禽類の目の良さは色々なところで紹介されていますが、チョウゲンボウも人間の10倍とも言われています。もちろん、この倍率が何を持ってなのか、鳥の目になってみないと分かりませんが、目の細胞が違います。
こちらでも何度か紹介していますが、鳥は赤、青、緑の他に紫(紫外線)を感知する目の細胞を持っており、それぞれがバランスよく見えているとのこと。なので色の識別が超くっきりなんだそうです。色の識別がすごいということは、人間では気づきにくい、昆虫の擬態や保護色も、彼らは見破れる可能性が高いという意味にもなるでしょう。(あくまでも私的な解釈です)
猛禽類はさらに遠くを見る目の細胞の密度が高く、そういった意味で10倍くらい良く見えているという表現になるのでしょう。10倍ズームのような訳ではないですね(当たり前)。
チョウゲンボウはこの場所に数十分以上休んでました。もっといいアングルで撮れないものかと位置を色々移動しましたが、結局こんな写真になりました。