シジュウカラ@奈良山公園貯水池

シジュウカラが鉄パイプの先っぽに留まりました。
秋が深まると小鳥たちはせっせと冬支度をします。と言っても実りのと秋の恩恵を今のうちにたっぷりと受けておく、という事ですが。

こちらはシジュウカラの雌と思われます。シジュウカラ の雌雄の判別は喉元からお腹下に伸びる通称ネクタイと言われる黒い縦線の太さです。細いのが雌とされています。

こちらは先ほどと違う個体。シジュウカラや嘴体が小さいせいか、ヤマガラなどに比べて食べる木の実や種子も小さいものを選ぶそうです。ヤマガラは嘴も大きく、また脚の爪でしっかり木の実を押さえて食べたりしますが、それが出来ないシジュウカラは小さい種子を好むのだそうです。

この瞬間を見ると、例の黒ネクタイの部分が太くて濃いのが分かります。これは雄でしょう。この直後飛び去りました。
ヤマガラが小さい種子をあまり食べないのは、同じカラ類でも食べるものが別れていて、お互い生き抜くためであり、冬の厳しい季節を乗り切るための自然の仕組みなのでしょう。
