カルガモ雌雄@見分け方
普段何気なく、そしていつもいるカルガモ。これから子育てに入り可愛いヒナを目にすることも多い身近なカモです。
正面からの識別は難しい
この時期カルガモはだいたいつがいになっています。2羽でいるところを見ると8割型はカップルと判断してよいでしょう。しかし、雌雄同色と言われるカルガモもこの時期は雌雄の差がよく分かります。
他の方のブログもたくさんあるのですが、敢えてみどりの鳥でもエントリーいたします。上のような写真では判別は非常に困難ですが…
どうでしょう?背中が見えると分かりやすいです。上が雄で下が雌です。
ポイントは背中の羽の縁
どうでしょう?下の雌には、背中の羽(雨覆いや三列風切りの辺りでしょうか)が縁取りしたかのように白いラインが入っていますが、これがはっきり目立つのが雌。雄は羽のコントラストが少し強く、雌は淡い印象を受けます。川に居るカルガモのこの姿勢を見ることは容易なので、羽の形がはっきり鱗っぽく見えるのが雌だと思ってよいでしょう。ただ、1羽で居ると分かりにくいかも知れません。
もう一つのポイントは上尾筒
もう一つは、上尾筒の色が黒いのが雄、少し色が淡く白茶色っぽい、よく見ると羽先に白が混じっているのが雌。上記の背中の羽の縁が分かりにくい時はここも結構決定打のようです。
この写真だと、上の雄の羽先が白い部分の幅が大きく目立ちます。ここも識別ポイントと言われていますが、個体差が大きいと思われます。
この写真はどちらが雄か雌か分かりますでしょうか?皆様も判別にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
なお、個体差があるため、ここで紹介した判別方法は万能では無い(特に1羽でいる場合)ことも付け加えておきます。この時期はカップルで居る率が高いので、見比べると雄は少し大きく、目つきや顔立ちなど全体的に「男っぽい」と言う見方も出来ます。
冬場はこの差が縮まるとのこと。たくさんいるカルガモを寒い時期、判別にチャレンジするのも面白いかも知れません。