ゴイサギ若鳥@寺家
そういうふうに見えないのですが、周りはすごく明るく、瞳孔が小さくなっていてなんとも不気味な表情のゴイサギです。最近河川でゴイサギをあまり見れなかったので、寺家の新池で出会えたのは新鮮でした。
水面を見つめて、バクっと何か捕まえました!が…。
何を食べたのかと拡大して見てみると、「枝」?じゃないですかね?これ。
やはり若鳥。まだまだ漁の腕も半人前でしょうか。
ゴイサギ若鳥
ゴイサギは幼鳥のホシゴイから、だんだん成鳥のような綺麗な紺と白のツートンになっていきます。頭部や羽が茶色から紺色に変わってきているこの状態は、2回目の夏羽から冬羽への移行中と考えられそうです。おそらく冬には頭部も羽も紺色に近づき、来年の夏には白い飾り羽が頭からぴょんと出てくるのでしょう。
ゴイサギという名前
こちらは有名な話で、平家物語に記された、
天皇が庭園にいるあのサギを従者に捕まえよ、と命じる。そのサギは動じずに従者に捕まって見せ、その貫禄に天皇は「五位」を任じ、サギなのにめっちゃ偉い地位を授けられ、以後「五位鷺」と呼ばれるようになった。
とのこと…。
この「ゴイ」が、ササゴイやミゾゴイと言った似ている他のサギ類へと派生して行ったので、仲間はみんなめっちゃ偉い「五位」の地位を引き継いでしまったのでしょうか?
さらに、異名として「なべせおひ(背中の紺色が鍋を背負っているように見える)」というのもあるとのこと。
ゴイサギの基本情報
- ゴイサギ 漢字:五位鷺 英名:Black-crowned night heron
- ペリカン目サギ科ゴイサギ属
- 留鳥(東北以北は夏鳥)
- 全長:58〜65cm 翼開長:105〜112cm
特徴
みどりの鳥地区ではほぼ全ての河川で見られる。英名の「Ngiht Heron」は夜行性から来る。昼間は木の枝や、川縁などでじっとしている。頭から背中まで紺色。白く細い2本の飾り羽が頭からアンテナのように伸びる。目の上から下、腹部は白。羽は灰色でやや褐色を帯びる。嘴は黒で脚は黄色、虹彩は赤で雌雄同色。幼鳥は特徴的で、全体的に褐色。白い三角の斑があり「ホシゴイ」と言った愛称で呼ばれる。虹彩も成鳥ほど赤くなく、オレンジか黄色寄り。
ゴイサギはまだ見たことありませんが、この時期、寺家ふるさと村ではどのような野鳥がみられますか?
今は渡の時期ですが、寺家ではこれから冬鳥がたくさんやってきます。こちらを参照ください。
https://midorinotori.com/?tag=%e5%af%ba%e5%ae%b6%e3%81%b5%e3%82%8b%e3%81%95%e3%81%a8%e6%9d%91
ありがとうございます。定期的に訪れる場所を持つのが良いと聞き、寺家町を、と思っています。