スズメの親子?
スズメの幼鳥が親鳥から離れずに、くっついて回っていました。なかなか愛らしくちょっと観察して見ました。幼鳥の特徴として嘴の黄色味で分かります。親鳥が少し距離を開けるとすぐにぴったり寄ってきます。
ちょっと痒そうな親鳥。その様子もガン見の幼鳥。
改めまして、スズメの基本情報など。
スズメ
- スズメ 漢字:雀 英名:Eurasian tree sparrow
- スズメ目スズメ科スズメ属
- 全長:14〜15cm 体重:18〜27g
- 留鳥 ほぼどこにでもいる
主な特徴
雌雄同色。額から後頭部までヘルメットを被っているかのような茶色(チョコレート色)。目先から喉まで黒。側頭から頬が白で、その中に黒い部分がある。首の周りを一周白のライン。背中から羽は褐色で黒い縦斑がある。中雨覆の先端が白くラインのように見える。嘴は黒で脚は肉色。群れで行動し、虫や草の種子、お米など雑食性もありいろいろ食べる。幼鳥・若鳥は嘴基部が黄色い。両足で跳ねるようにして歩く「ホッピング」が可愛らしい。「チュン」「ジュン」「ジュクジュク」などと鳴く。
「相手にしてよー」なのか「餌取ってきてよー」なのか。羽繕いする親鳥にちょっかいをかけています。
カメラ目線?幼鳥が寄ってくる中、よけつつこちらに気づいたでしょうか?「なんか見ているやつがいる?」とかなんとか。ちなみにスズメの「メ」は、カモメ、ツバメなどの「メ」と同様「群れ」という意味があるとのこと。
ここで気づいたのですが、親鳥と思っていた個体(電線の上)の嘴も基部が黄色いですね。こちらも若鳥?
繁殖できる成鳥の状態になっても嘴の基部が黄色い、という可能性があるのでしょうか?いやいや、兄弟?などなどちょっと疑問が湧いてきました。
この後飛び去りましたが、飛び去る時も幼鳥はやはりワンテンポ遅れて付いていきました。
田んぼのスズメたち
同日に見た田んぼのお米を狙うスズメの群れを見かけました。この時期の風物詩でもあります。まだ柔らかい段階のお米(登熟中)を狙って食べるそうです。
スズメと人間との関係は田んぼ(農耕)がきっかけと考えられます。夏の終わりから秋、お米を群れで食べているスズメの姿は農家の人から見れば悩みの種。
また、スズメは瓦屋根の隙間や人工物にも巣をよく作ります。これもツバメと一緒で、主たる敵であるカラスが人間に寄ってこないということを利用しているとも考えられます。スズメは人に寄り添って来ていますが、人々はあまりそれに気づいていない感じがするのは私だけでしょうか?
家紋にもよく採用される
スズメが昔から人々に愛された証、とでも言うのでしょうか?家紋にもよく採用されており、かの有名な上杉氏(上杉笹)、伊達氏(仙台笹)などの家紋に配置されている、向かい合う鳥は「スズメ」とされています。