ダイサギ婚姻色(夏羽)@横浜市港北区
のしのしと溜池を歩いている大きなサギを発見。双眼鏡で見ると嘴がモノトーンだったので、いつも見るダイサギと少し違うなと思って撮りました。
亜種チュウダイサギ夏羽へ
嘴の付け根から目先に青緑色が見えます。まだ4月初旬なので、そんなに鮮やかではないですが、背中の飾り羽も少し見えています。亜種チュウダイサギ婚姻色(途中)ではないかと。
上の写真をトリミング拡大しました。口角も見えます。これからもっと青緑色が鮮やかになっていくのでしょう。いつもは嘴が黄色い亜種ダイサギが多いので、この状態のダイサギを見るのは、ちょっとレアではないかと思います。
水に脚が隠れて見えませんでしたが、かろうじてこのショットで脛(すね)が見えました。おそらく手前の枯れ草の影響なのか黄色っぽく見えていますが、ベースは黒っぽいと判断できるかなと。黄色、もしくはピンクがかるとのことなので、こちらも判断ポイントです。
縦版も。立派な太もも!に見えますが、ここは鳥でいうと脛(すね)なんですよね。
亜種チュウダイサギ
- 漢字:中大鷺 英名:Great Egret
- ペリカン目サギ科アオサギ属
- 全長:90cm
- 夏鳥・留鳥だが一部越冬
主な特徴
日本のサギ類としてはアオサギに並んで最大級だが、亜種ダイサギよりはちょっと小さい。雌雄同色で嘴の口角が目の位置より、奥まで食い込む。夏鳥としてにやってきて繁殖する。夏羽は目先が鮮やかな青緑色になり、嘴と脛・跗蹠は黒になる。ガァァと鳴く。
チュウサギ参考
同じ日に近くで見たチュウサギです。チュウサギとダイサギの見分けもなかなか微妙なのですが、この写真の場合は嘴の長さと首の太さ、脚(脛)の色(ほぼ黒い)です。
そしてこちらは鶴見川で過去に撮影したチュウサギ。この時期で既に飾り羽が見えています。こちらも嘴、脚(跗蹠から脛)の黒が判断ポイントです。
ちょっと場所が移動しましたが、上の写真と同個体です。こう見ると口角の食い込みが奥に感じますが、この判断ポイントはアングルによって結構微妙だなと思い始めました。やはり首の太さ、長さ、嘴の長さなどが判断ポイントになると思います。(間違ってたらコメントください)
コサギ参考
こちらは恩田川にて撮影したコサギです。2月末ですがこちらも飾り羽が出てきています。逆光ですが、コサギはなんと言っても足が黄色いのですぐに分かります。
この写真では分かりませんが、頭から生える2本の飾り羽はコサギならではで、ダイサギ、チュウサギには見られません。