ゴイサギ(ホシゴイ)舌の返し?@横浜市緑区【動画あり】
怪鳥とも言えるインパクトのあるルックスのゴイサギ幼鳥の通称「ホシゴイ」。じっとしていたので近付いて撮ることができました。
ホシゴイ(ゴイサギ幼鳥)ドアップ
超ドアップでどうぞ。すごい目ヂカラですね。ホシゴイの由来は、身体中にある白斑ですが、これを「星」に例える昔の人の命名力もすごいです。
そして動画も撮れました(動画の後半にはセッカの姿もおまけで入っています)。
動画を見ると、舌なめずりをしているように見えます。細くて長い舌が分かりますね。ゴイサギは魚やカエル、昆虫などを主に食べますがこの細長い舌ですが、途中に「返し」がついているようで、獲物を飲み込む際に一役買っている様です。
ゴイサギ舌の「返し」
最初の方の映像の1コマを抜き出しました。「舌」に「返し」のようなものがあるのが分かります。これが一度捕らえた獲物を奥に引き込むための役目を果たしているのかと!
ギャラリーで数枚、全身もどうぞ。
サギ類の中でも、名前に「ゴイ」とつくものは体型が少しずんぐりして、首を丸めているものが多いのですが、首は伸ばすとそこそこ長いです。やはりサギの仲間です。
ゴイサギ成鳥別個体
こちらは成鳥です。上と比べると変貌ぶりが激しいことでも有名です。体上部は紺色、下は灰色から白でツートンっぽい色になります。幼鳥のホシゴイから一変して可愛らしいイメージ?になり、虹彩も赤色になります。
こちらも別日に撮影した別個体のホシゴイです。上で紹介している個体よりも、虹彩の色がよりオレンジ色になりつつあります。成鳥に近付いているのでしょうか?
幼鳥がこのような色・模様なのはカモフラージュの意味合いも強いと思いますが、見つけた時のインパクトは成鳥より大きいです。
ゴイサギの基本情報
- ゴイサギ 漢字:五位鷺 英名:Black-crowned night heron
- ペリカン目サギ科ゴイサギ属
- 留鳥(東北以北は夏鳥)
- 全長:58〜65cm 翼開長:105〜112cm
主な特徴
頭から背中まで紺色。白く細い2本の飾り羽が頭からアンテナのように伸びる。目の上から下、腹部は白。羽は灰色でやや褐色を帯びる。嘴は黒で脚は黄色、虹彩は赤で雌雄同色。幼鳥は特徴的で、全体的に褐色。白い三角の斑があり「ホシゴイ」と言った愛称で呼ばれる。虹彩も成鳥ほど赤くなく、オレンジか黄色寄り。
主な行動
みどりの鳥地区ではほぼ全ての河川で見られる。英名の「Ngiht Heron」は夜行性から来る。昼間は木の枝や、川縁などでじっとしていることが多いが、夕方などせっせと動き回り魚を捕らえている姿もよく見る。「クワッ」や「グワッ」と結構大きな声で鳴き、夜などにこれを聞いた人は「夜ガラス」と呼ばれることも。