チョウゲンボウ4羽?@新横浜公園【動画あり】
はるか遠くに猛禽らしき野鳥を発見。ひとまずシャッターを切ったのが上の1枚。最初は1羽の猛禽がカラスに追われているいつもの風景だろうとよく見てみたら…。
上の写真の4羽それぞれ拡大して見たら!全部チョウゲンボウでは?
これは猛禽先生に伺いたいところですが、チョウゲンボウ家族?でしょうか。4羽同時に取れているのは一番上のショットのみでした。空は曇天ですが複数枚写真と動画でレポートいたします。
バラけた2羽。カラスでないことは間違いありません。
このショットでチョウゲンボウだと分かると思います。尾羽の先の黒帯、お腹の縦斑。右の個体はお羽の上面の茶色っぽい横斑(雌の特徴)も見えます。
カラスに追われるチョウゲンボウ
遠くてしかも手持ちで追っているのでなんとも見えにくいですが、動画もどうぞ!
チョウゲンボウが4羽もやってきたらカラスも黙ってはいないでしょう。執拗に追い回してるのが分かります。チョウゲンボウ側も、颯爽と交わしていますが1分48秒あたりでは、カラスを誘うかのような飛翔も見せています。
チョウゲンボウはそんなに大きくないです。
後ろの建物は日産スタジアムです。2羽でカラスとせめぎ合う場面も。
こちらのショットを見るとチョウゲンボウの特徴が分かるかと。新横浜公園は猛禽類が多く見られます。オオタカ、ノスリ、ハイタカ、トビなどなど、ハヤブサの目撃例もあります。
なんとドローンも参戦!?
なんてもちろん冗談ですが、近くを飛んでました。これでチョウゲンボウとカラスの交戦を撮影できてたら迫力の映像?が!なんて、撮れないでしょうけど…。おそらくスタジアム内を撮影していたのではないかと。ドローンを操作している人は近くでカラスとハヤブサの仲間がやり合っているなんて知っていたのでしょうか?
カラスから逃れてちょっと離れたアンテナに留まりました。しかし遠い…。
チョウゲンボウのシンボル、目から縦に入る黒褐色が分かります。
チョウゲンボウ基本情報
- 名前:チョウゲンボウ 漢字:長元坊 英名:Common Kestrel
- ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属
- ほぼ全国で留鳥、または冬鳥
- 全長:雄33cm 雌39cm 翼開長:60〜78cm 体重:雄150g 雌190g
主な特徴
雄は、頭部と尾羽上面が青灰色。羽は茶褐色。雌は全体的に茶褐色。雌雄ともに目の下から頬にかけて涙のよう(一般的にはヒゲ状と説明される)に縦に伸びる黒斑。羽には黒褐色の斑。空中の1点に留まるホバリングが得意。ちょっと高めの声でキィーキィーやキッキッと鳴く。
名前の由来は諸説あるが、長元という旅のお坊さんが凶作の村を、その身を投じて救ったという。やがて豊作となった田んぼの上空を見守るかの如く1点に留まる(ホバリングしている)鳥を見て、「長元のお坊さんが鳥になって生まれ変わり作物を見守っているのだろう」ということでこの鳥を「チョウゲンボウ」と名付けたーーと言う説がグッとくる。